この地図のまんなかに見えるのは橋なんだけど、普通の橋じゃなくて「重荷用運搬橋(Overburden Conveyor Bridge, Abraumförderbrücke)」というものらしい。型番がF60なのでフェラーリか、と思うと(思わないか)ぜんぜん違って、東ドイツTAKRAF人民公社製の超弩級の土木重機である。
F60はドイツ東部の褐炭の露天掘り鉱山で使われているらしく、ガコガコと動いては地表を削り取り、褐炭を掘り出しているものと見られる。全部で5台作られたうち3台が稼働中で、上の写真はその中の1台か。長さ502メートル。東京タワーを横倒しにしたのより長い重機が、レールに乗って動く。あまりに素敵すぎる話で、どんな様子か想像ができないよ。と思ったら地表写真があった。上のとは別の炭坑みたい。
クリックして写真の供給元に行って、ぜひ高解像度イメージでご覧になることをお勧めする。
ここに観光用のF60があるらしいので、とりあえず見に行きたい。

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Besucherbergwerk F60 - informative, eindrucksvolle Führungen über 11.000 t Stahl, Open Air Konzerte, Firmenevents - Indu...
「F60-Dinner」というコーナーがあって、観光客がヘルメットかぶってF60の上で宴会やってる写真があるんだけど、こういうの見るとほんとにドイツ人ってこういうの好きなんだなと思う。
コメント
日本人と似てますね☆
ぶっとびました。
あまりにもシビれたので
個人的にデスクトップ壁紙にしちゃいました。
ニコンのカメラみたいな名前ですね~。
ぜひ撮影を! でも雑誌で載せるとなると
かなり細長い絵になりそうですね~。