アントワープ動物園・その4

[ The final article of Antwerp Zoo. The zoo was unexpectedly large as an zoo in front of such major railroad station. They have even an artificial hill for exhibit like Hagenbeck’s panorama. The animals appearing in this article are, African buffalo, Somali sheep, Hartmann’s mountain zebra, Congo peafowl, Bali myna, Hippopotamus, Marabou stork, Coypu and Common seal. ]

150922_01
アフリカスイギュウ(Cape buffalo)のお子さま。成獣は頭の上に手ぬぐいを載せた温泉オヤジみたいなツノになっていますが、若いうちは一見、普通の牛のツノに見えます。でも耳がすごいな。

さてアントワープ動物園、駅前動物園にしては意外に広い!というか奥が深い!

150922_02
前回の鳥ストリートを抜けると、坂道を上がります。するとこんな風景が現われる。ラクダはヒトコブですが、あの変なヒツジは何だろう?

150922_03
ソマリシープとあります。みんなそろって見事に首から上だけが真っ黒。

150922_04
坂を上がりきってソマリシープ放飼場をぐるっと回り込むとこんな風景が。あの橋まで行ってみましょうか。

150922_05
橋の上から今までいたところを見るとこんな感じ。さっきいた道のうしろにもっと高いところがあって、そこにはタールがいます。左の偉そうな建物は爬虫類館。その後の茶色いビルは園外か。

150922_06
橋から下を覗くと、ライオン。

あ、つまりこれは、構造的にハーゲンベックのパノラマを模しているようですね。

150922_07
タテ構図でちょっと大きめの写真にしてみます。
後の赤い鉄骨はアントワープ中央駅舎。人工的に作られた坂道を上がってくると、ライオンがいる斜面を上から眺められるようになっています。こんな街中の平地によくもまあ、という自然な立体展示空間が構築されています。

150922_08
坂を下りて、水族館。

150922_09
そして、アフリカスイギュウのエリア。若いのが2頭、牛舎から飛び出してきました。

150922_10
「危険な動物」サイン。スイギュウに噛まれるかどうかは別にして。

150922_11
隣のシマウマはハートマンヤマシマウマ。

150922_12
シマウマ舎が、これまた渋い。

その先、また別の鳥エリア。

150922_13
出た!コンゴクジャク!
アントワープと言えばオカピと並んでコンゴクジャクでしょう。発見までの経緯が綴られた説明板。

150922_14
いた!

150922_15
頭のてっぺんが真っ平らで、そこから冠羽が生えているように見えます。

150922_16
もっとシャイな性格な鳥かと思ったら、意外にフレンドリー。寄ってきますけど、そういうキャラでいいのか。ジャングルの奥の奥でひっそり生息しているのではなかったのか。

150922_17
ここの鳥エリアにはカンムリシロムクもいます。

閉園時間が迫っているので、どんどん回ります。

150922_18
カバの室内展示場。

150922_19
お食事中。後の壁がキーパー通路をはさんで全面ガラス窓なので、外が見えていいですね。

150922_20
カバ舎併設の鳥エリアには、アフリカハゲコウなどが。

150922_21
ハゲコウとふれあう勇者なお客さん。どうなっても自己責任だな。

150922_22
カバは出入り自由。横のペリカンはニシハイイロペリカン(Dalmatian Pelican)。

150922_23
カバ池のあたりは水辺動物のエリアになっています。これはヌートリア。

150922_24
よいしょよいしょ

150922_25
ん?   ん?

150922_26
逃げろ~

カワウソのニセモノというようなイメージのヌートリアですが、広い放飼場にちゃんと展示されています。

150922_27
で、その先はコモンシール、つまりゼニガタアザラシ。日本で見るゼニガタよりも柄が小さく、形もゴマフとあまり変わりません。

150922_28
ふあああ

150922_29
よっ!

150922_30
アムールトラと駅舎。
トラ、右下の階段?の一番上にいるんだけど見えますか?

ということで、なんとか一回りしたところでついに閉園時間となりました。本日はここまで。

ところで、これほどアクセスの楽な動物園もなかなかありません。ブリュッセルから出かける場合、ベルギー国鉄のB-Excursionという入場券つきチケットを買うといいです。このチケット、何と往復の電車賃が5ユーロぐらいになってしまう、むちゃくちゃお得なもの。駅の自販機で買えるところも便利。

次回からは、パイリダイザ。

パイリダイザとは、老舗アントワープ動物園を差し置いて、昨年ジャイアントパンダを入れて話題となったベルギー南部の動物園です。

【追記 2015.9.23】
Pairi Daiza、フランス語読みだとペリダイザになるみたい。現地でもそう聞こえた。Googleの検索結果も、

  ”パイリダイザ”:56件
  ”パイリ・ダイザ”:28件
  ”ペリダイザ”:1050件
  ”ペリ・ダイザ”:なし

となるので、ペリダイザと書いた方がよさそう。

コメント

  1. 山野 より:

    ヌートリアがカワウソ似なら、カピバラは何だろうか?
    強いて例えるなら「毛のあるカバ」?
    それにしても、アザラシの欠伸。
    この脱力加減が良い味出してますねー。

  2. jsato@otterhaus より:

    山野さん、
    コメントありがとうございました。ヌートリアという語はスペイン語でカワウソのことを指しますが、ではこのヌートリア、スペイン語ではCoipoと言うそうです。ついでにこの動物、オランダ語でBeverrat、フランス語でRangondin、英語ではCoypuで、ヌートリアと呼んでいるのはドイツ語と日本語(他にもあるかも)だけのようです。

タイトルとURLをコピーしました