日光浴カワウソ・ベビーズ

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お待たせしました。海遊館のイベント「コツメカワウソの赤ちゃんの日光浴」でございます。5月7日(金)から始まってまして、5月31日(月)までの開催なので、まだ見にいってない方は忘れずに見にいくようにいたしましょう。

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場所は、海遊館前のイベント広場に張られたテントの下です(日によって変わるのかもしれません。係の人にお尋ねください)。開始時間の13:45の10分ぐらい前になると、何となくお客さんが集まってきます。テントの下に設けられたのは特設リング、じゃなくて組み立て式の移動放飼場といったようなものです。係の人が台車に積んでゴロゴロと運び込み、ものの3分もあれば放飼場が組み上がるという優れた施設なのだ。これさえあればどこでもカワウソ展示ができる。さすがは世界最大級の水族館、いちいちやることが洗練されていて、つねりたくなります。

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さあ、展示スペースができたところを見計らっていよいよカワウソベビーズ登場。ご家庭でミドリガメでも飼うようなプラスチックの透明水槽に、ドンゴロスにくるまれて、と言いたいところですが実際にはドンゴロスから飛び出た状態で、わしゃわしゃと輸送されてきましたー!わくわく!

#しかし途中ですれ違ったお客さんはびっくりだろうなあ。

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水槽から転がり出た4頭のコツメっ子たち。さっそくだんごになりますが、目はお客さんをしっかりチェックしています。「悪いやつがいたら飛びかかってカジってやろうな」「うん」

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結果的にこのあとずっとこの子に見つめ続けられました。写真を整理してたら他の子の目線写真がほとんどないんだよねえ。そんなにわたしの顔が気になるか。あるいは単なるカメラ好き?

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ひととおりお客さんを見渡して、悪人はいないと思ったのか寝てしまいました。お昼ご飯の直後だからしょうがないですね。4頭が互い違いに寝ていて、実に行儀のよいお子たちです。

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おお、これ↑がウワサのしっぽの先が白い子ですね!たしかにこんなしっぽ、他所では見たことありません。大阪名物シアワセの白いしっぽや!(詳細はこちら↓)

おもしろい赤ちゃん?! | 海遊館日記

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ひたすらもふもふ寝てます。海遊館の子たちは特に鼻がピンクですね。成長するとだんだん黒ずんでくるのだそうです。それって色素沈着?

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やっぱりこの子だけがきょろきょろしてる。眠くないのか?

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と思ったらやっぱり眠い・・・

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でも、がんばって起きることにしたようです。いい心がけです。

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おやおや、こんなところにカワウソと書いてあるよ。持ち物にはちゃんと名前を書きましょうという、個人資産保護の基本を実践しておられます。大阪のみなさんにお願い。このタオル、もし大阪の地下鉄で拾ったら海遊館に届けてあげてください。

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やっぱりこの子だけがおめめぱっちりで、眠くないんだよねw。

しかし、これってだんごというよりは、太巻きが積み上げられているみたいですよ。ひょっとして、コツメカワウソの得意技「おだんご」は、泳ぎと同じように親の教育がないと組めないものなのかもしれないぞ。おだんごは、生存効率化のための体温同調化睡眠というちょっとした鍛練を要する習性なのである、とか仮定してみるか。誰かこのテーマで論文書きませんか?

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太巻きになって遊んだりしているうちに、あっという間に30分が過ぎてしまいました。4頭はお帰りの時間です。キーパーさんが水槽を運び込むと・・・

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あらら。次々と自発的に水槽に回収されますねw。ものすごく頭がいいのか、よほど日光浴がキライなのかのどちらかだな、と思ったのですが、後でよく考えると、タオルよりドンゴロスの方が好きだからではないのか、と思い当たりました。カワウソにとってドンゴロスはマジッククロスです。「ネコにマタタビ」「クマにシャケ」「タコに壺」ならば、「カワウソにドンゴロス」ですよ。

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でも必ずこういう子がいますよね。団体生活になじめないやつ。気持ちはものすごくよくわかります。わたしも団体行動が苦手です。

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どうやらまだ本気で反抗してるわけじゃないようで、すぐに自分で水槽に戻りました。

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おいおい、しっぽが出とるぞ~。

・・・・・

わずか30分間のイベントで、ベビーズも寝てることが多いらしいのですが、それでもあなたの日々の生活に確実に潤いをもたらしてくれることは間違いありません。ぜひみなさんも海遊館のコツメ日光浴へお出かけください。うっかり忘れてましたが、実はこのイベント、何と何と

 無 料

なんですよ。タダでこんなほほ笑ましいものを見せてくれるなんて、どこまでも世界最大級です。

【追記】
トバリさんが同じ日に撮ってらっしゃいましたw。カワウソ界は狭い。
Neighboringwild/ごきんじょワイルドさん ■悪魔と天使の間に…

コメント

  1. トバリ より:

    こんにちわこんにちわ。
    その節は失礼をいたしました。
    かわいかったですね、無心に眠るベイビーズ。獺飢餓は満たされましたでしょうか?
    ワタクシは時間的に最後までいられなかったのでお帰りのシーンは見なかったのですが、無理してでも「ドンゴロスの威力」、見るべきでしたね。

  2. ひかる@おったった より:

    うちの西日本派遣員も同じ時期に行っており、皆さん貪欲でいいなぁ…と一人北の土地で悩ましいです。
    それにしても、かわいらしい…
    カワウソのベビー達の方が兄弟でもお顔の違いがはっきりしてますね。

  3. jsato@otterhaus より:

    >トバリさん
    次にお会いしたときにはお話しましょう!
    帰ってから余計に飢餓状態になりましたw
    ちょっと食べると逆にますますお腹がすくのと一緒です。
    >ひかる@おったったさん
    特派員報告うっかり見逃してたので、見てきました。
    動いている日でラッキーでしたね!

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