千葉市動物公園のポンタ一家がつづきます。暑いのでなるべく涼しげなやつを。

ポンタファミリーの3兄弟、スー、ヌー、ピーですが、これまでどの名がどの子だかはっきりしていませんでした。なんとものんびりした話ですが、1才になったので、ちゃんと確定してあげようという機運がなんとはなしに盛り上がりまして。kittoさんがまずとりあえず仮にでも振り分けてしまいましょうということに。それは結構なことなので、今までわたしが勝手に呼んでいた名前と対照させることにしました。
スー = 葉っぱマニア(鼻の下半分がピンク・タラコくちびる)
ヌー = ナナフシ(右の上唇にホクロ・タラコくちびる)
ピー = 美形(鼻真っ黒、口のまわりがきれい)
ということで、今後はこの名前で行きたいと思います。もしタグの登録情報?とかと違ってたりして何らかの齟齬があれば、あったときに考えよう。
さっそくですが、これは誰でしょう?

右の上唇にホクロ、と考えるとヌーのようですが、実はピーです。

われわれ素人の目視による個体識別では、鼻の模様と口の周辺の毛の色のパターンが使われますが、カワウソは濡れると毛の下の皮膚の色がはっきり見えるようになり、情報量が増えるんです。ピーのホクロは乾いているとほとんど見えませんが、濡れると出てきます。
ヌーはこっち。

ヌーのホクロはピーのより下にあって大きく、乾いててもはっきり見えます。ヌーの特徴はむしろ鼻の模様。ピーがほとんど真っ黒なのに対し、ヌーは下端に切り欠き状にピンクが入ります。
さてこれ。これは難しい。

真横から個体識別するのはほとんど無理です。よほど特徴がない限りは。たとえばチイコとポンタは頭骨の形がまるっきり違うので判断できますが、これが3兄弟のどれかまではわかりません。
そしてこれがスー。鼻の下1/3がピンクなので、一番わかりやすいです。

そんな接近して泳いでいいのかな。

「ボカっ」
まだ当分つづきます。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。

コメント
ピーちゃん、見事な立ち泳ぎですね♪
足蹴にされるスーに笑っちゃいましたw
4枚目のヌーの瞳に釘付けです
ピーの「クポポポ」は怪しいです。