吉田和司展『時のおとしもの』。
Gallery Objective Correlativeで3月25日まで。
前に来たときは入り口を閉じて暗くしてたから気がつかなかったのだけど、ここは入り江みたいだ。歩道に椅子を持ち出して作家が座っていたりする。ゲストブックなんかも外にある。美術の展示が何が何でも世間に対してフレンドリーである必要はないと常々思っているのだけど、こういうかたちで敷居が下がっているのはいいなあと思った。少なくとも、その場に入ると何人もの人たちが蝟集していて、制作中なのか展示やってるのかがよくわからないような自称フリースペースなどに比べると、何万倍もいい。場の自由というのは、その場を知っている人だけが心地よく自由を感じればよいということではないと思っている。敷居の下げ方、空気の通し方が大切だ。