吉田和司展『時のおとしもの』。
Gallery Objective Correlativeで3月25日まで。
前に来たときは入り口を閉じて暗くしてたから気がつかなかったのだけど、ここは入り江みたいだ。歩道に椅子を持ち出して作家が座っていたりする。ゲストブックなんかも外にある。美術の展示が何が何でも世間に対してフレンドリーである必要はないと常々思っているのだけど、こういうかたちで敷居が下がっているのはいいなあと思った。少なくとも、その場に入ると何人もの人たちが蝟集していて、制作中なのか展示やってるのかがよくわからないような自称フリースペースなどに比べると、何万倍もいい。場の自由というのは、その場を知っている人だけが心地よく自由を感じればよいということではないと思っている。敷居の下げ方、空気の通し方が大切だ。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
