
毎度おなじみ、仙台うみの杜水族館のコツメカワウソ、ハピア。撮影は2026年7月下旬です。
ハピアはうみの杜の4頭のコツメの中で最も鼻がピンクで、鼻下の毛がちょっと黒い。下顎は真っ白。口を開くことが多いので、下犬歯がチャームポイント。カメラ好き(ほんとか?)で目線をよくくれます。

この日はゆったり到着だったので、すでに昼食後の氷タイムになってました。氷を追うコツメは下向きになってしまうので、識別が難しい角度になります。これはムーア。

この角度で見るとほとんど区別がつかないですよね。こちらは消去法でハピアだと思うのだけど、ハピアに見えないなあ。

ハピアが続きますが、氷を持ってドアにこすりつけてました。
①単にドアを破壊しようとしている ②氷を削るなどしておいしく加工して食べようとしている ③キーパーさんにこんなんじゃなくてもっとおいしいものを出せとアピールしている ④ちょっと複雑な食後の運動を開発中 ⑤写真を撮っている人向けにちょっと変わったポーズをつけてサービスしている

昼食をいただいて氷で遊んだら眠くなります。昼寝タイムですが、コツメだんごから入れ替わりで頭が飛び出します。眠そうな表情のサニー。
サニーは鼻が黒く、ヒゲが長いというわかりやすい特徴がありますが、カメラで撮られるのはあまり好きではないようで、いつもアップがほとんど撮れません。
1時間ほどでみんな起きてきました。以下、あられもないおトイレシーンですが、側面からの識別資料として載せておきます。基本的にわたし、コツメのおトイレシーンは大好きです。しっぽがぴーんと伸びて、個体によっては大口を開けたりして、個性が現れます。
そういえば昔、15年も前にこんな記事書きました↓

もっとちゃんと書けよ!て感じですが、自分の言いたかったことはわかります。

まずはサニー。前脚を引っ込めて、前傾の度合いを上げるスタイル。しっぽをかなり頑張って丸めています。

次はメリー。しっぽの巻上がりの形がとってもきれいですね!(こんなことほめられてもうれしくないと思いますが)

ムーア。無理のない自然体なフォームか。ムーアも毛の色が明るくなってきたように見えます。

ハピア。しっぽの肉付きが均一ではないように見えますね。撮影タイミングが一瞬遅れたので、しっぽの上がりぐいあいはこのショットでは比較できません。
いや〜、うみの杜のコツメたちは1頭ずつ交代でおトイレなんですね! みんなで集まって一斉に…というのが普通と思ってました。何ともお行儀のよいことです。

さあ、きみたち仕事だ!
サニー、ムーア、ハピアの順にきれいに並んでますが、こういう時にいないのが…

メリー↑です。いつもながら見事なマイペースっぷり。

別に仲が悪いわけでもないようなんだけど、他の3頭と見事にタイミングが合いませ〜ん。
メリーさん、今回、小鹿みたいに背中の毛がまだらになっているように見えました。このままどんどん白い毛が多くなっていくのかな。

はい、午後の営業しましょう。よってらっしゃ〜い。撮り放題だよ〜。やっぱりムーアがずっとスタンディング担当ですね。

ムーアちょっと休憩。泳ぎながらもカメラ目線のハピア。

ムーアを頂点として、左サニーで右ハピア。ゴールデントライアングル。

トライアングルの変奏バージョン。ハピアがスタンディングに回ります。母ムーアから頂点を奪おうという野心の現れか。で、こんな場合でも後ろでごそごそやってるのが…

メリーです! いつのまにか独自のキャラ作りに成功していますね。

そして、みんなそろって帰りたいアピール。メリーの背中の白毛の斑点がよく見えます。
仙台うみの杜水族館の今までの記事はこちら↓


佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
