神竜頭首工。
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位置情報と大きな写真は、毎度ながら上の写真をクリックしてPanoramioから見てね。特に3枚目は大きくして見ると面白いよ。
「じんりゅう」かと思ってたけど、「しんりゅう」と読むらしい。
大雪山から流れ出た石狩川は、上川盆地を通過した後、ふたたび峡谷みたいになって山地を通過し、石狩平野に抜け出るのだが、その出る直前の、神居古潭にあるのが神竜頭首工だ。国道12号がすぐ脇を通っているので、車窓からちらっと見かけたことのある人もいるのでは。
先日の北空知頭首工もそうだが、堰柱に付いているオレンジ色の水切り板のようなものが鮮やかだ。こういう警戒色として使ったときのオレンジ色の視覚強度ってすごい。これだよこれ。これを見るために北海道に来たぜ、って感じだ。
管理所(神竜土地改良区)のフェンスの中に何やらあるので、職員のおっさんに断って見せてもらった。
治水、利水施設に石碑はつきものだが、ここは神社(神竜水神宮)付きだ。しかもえらく立派なお社で手入れも行き届いている。えらい難工事で犠牲者多数、とかいうのかと思ったらそういうわけでもないらしい。人間の歴史というよりは神様の方で何らかの用事があるのだろう。ま、いずれにせよ土地改良区は役所ではないから、こういう宗教的施設などがあってもいいわけだ。
石碑その2。普通はこういうの撮らないんだけど、よく見りゃ岸信介の書。単なるローカルな利水施設だと思ったら大きな間違い。こりゃ国家プロジェクト級だ。
その横に転がる「整水門」と書かれたのは旧施設の銘板の類か?
若槻礼次郎!!!
どこまでセレブなのかこの頭首工は。
いろいろ深いぞ土地改良区。あちこち見て感心しているうちに日も暮れてきたので、今日の撮影はここまでにしとく。
現施設の銘板はやっぱり部長のサイン。ブレちまったよ。