でかいものはいい。でもでかいものは基本的に見るだけなので、自分でさわれる程度にスケールダウンしたものがほしくなるのが世の常だ。大人は写真撮ったりして我慢できるが、子供はそうはいかない。
というわけで、キッズ向けのプチ重機の登場である。
前にドイツのランドシャフトパークのカッコかわいいやつをお見せしたが、別の場所のプチ重機の写真も出てきたのでお見せしたい。
オランダの人工島ネールチェ・ヤンスにあるデルタパークという、ドボク・テーマパーク内の砂場にあったやつだ。水門が62基並んでいる東スヘルデ防潮水門の建設拠点となった島で、今は見学のための拠点を兼ねたテーマパークになっていて凄いのだ。全身ウソで塗り固めた某ネズミのテーマパークのようなものではなくて、リアルな元現場のドボク・テーマパークだ。
しかしまあオランダのプチ重機はドイツのにくらべてえらく武骨だ。操作性もあんまり良さそうな感じがしない。
むしろ、今よく見てびっくりなのが後ろにある遊具である。何だこれは?
ホッパとかコンベヤとか、そういう類の「ドボクマインド養成遊具」だろうと思うのだが、ちょっと尋常でない設置の熱意が読み取れるのである。ドボク=物理的に国防、というオランダの基本精神が、こんなところにちょろっと現れているんだよ。
何でもっとちゃんとチェックしなかったのか自分。
それは東スヘルデ防潮水門のド迫力に圧倒されまくり、ビールなど飲んでへろへろになっていたからである。