巨大重機特集5【As1120】

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週末ということもあるので、今日はマイルドな巨大重機をお見せしたい。As1120だ。え?既出じゃないのかって? ちっちっち、前に見てもらったのはEs1120だぜ。

え?違いがわかんないって? そのへんは心配いらない。大丈夫だ。わたしもよくわかってない。ヤミクモに「ドイツ巨大重機の森」をさまよっているのだ。ヘンゼルとグレーテルの頃からのドイツの正しい伝統で、撒いたのはパンくずだ。したがって帰り道などもわからないのでよろしく。

Absetzer As1120

1959年 Förderanlagenbau Köthen 人民公社製
5~7人乗り
重量1200t
高さ36m
長さ102m

今まで見せる順番をテキトーに決めた割には、ちゃんと年代順になってるところが大したものである。誰もほめてくれないので自分でほめとく。

ところで、Ferropolisにある5台のうち、3モデル(Es1120、A2s2240、As1120)を産み出したメーカー、Förderanlagenbau Köthen(フェルダーアンラーゲンバウ・ケーテン)人民公社ってどんなメーカーだろう? ちなみにフェルダーアンラーゲンバウってのはコンベヤ装置製造、という意味です。ケーテンは街の名。

ちょっとちょっとこのロゴ↓見て。「FK」ってやつ。

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今まで気がつかなかったけど、かっこいい。
ちょっと悪っぽいテイストが絶妙。
戦闘員とかいそうだわ。

TAKRAFのTシャツもほしいが、FKのTシャツも、なかなかいい。
これ着てギターなど弾いたら、そりゃもう本物のメタル、という音がしそうだ。

で、そのフェルダーアンラーゲンバウ・ケーテン人民公社は、検索したら今はこんな会社になってた。

Kranbau Köthen GmBH

クランバウ、ってのはクレーン製造、ってことだ。

この会社の沿革のページを斜めに読むと、フェルダーアンラーゲンバウ・ケーテン人民公社(いいかげん面倒なので、以降FKと略しますよ)って、以前のユンカースって書いてある。はあ?本当か? ユンカースっていったらあのドイツの戦前戦中の飛行機メーカー、ジェットエンジンなんかを昭和10年代に開発しちゃったメーカーですよ。

今、ユンカースで検索すると時計の会社のサイトが出てくる。こりゃどう見てもブランドが売られたっぽいね。ユンカースのブランドはともかくとして、ソ連占領~東ドイツ時代の旧ユンカースの実体は、このFKだったというのだろうか? だとしたらびっくりだ。

【追記というか訂正】
よく読んだら、ユンカースのエンジン工場の跡地に設立、って書いてあった。なーんだ。考えてみれば飛行機とクレーンじゃ、作ってるもんまるっきり違うもんなあ。

コメント

  1. いのひろ より:

    こんにちは。
    プレートの錆がすごくいいですね。

  2. 犬嶋犬雄 より:

    錆び具合が絶妙にいい味だしとりますねぇ。前回なんかのと比べるとやや小ぶりに見えるようですが、実際目の前で見たらでっかいんだろうなーと思います。なぜ、こんなにも巨大建造物に人は惹かれるのでしょうか(悩)

  3. jsato より:

    >いのひろさん
    錆もいいですよね。巨大重機特集が終ったら、錆もの特集をやりますよ。
    >犬嶋さん、
    そうです。これも結構でかいです。一番小さいのが、あの蚊のようなERs400です。

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