ラッコ発掘・サンシャイン水族館 1302

ラッコ発掘・サンシャイン水族館 1302 photo 7

(2013年2月撮影)サンシャイン水族館のラッコ、ミールさん。

このところ、昔撮ったままで公開してなかったカワウソとラッコの写真データを発掘し、最新の現像処理であらためて可視化する企画を続けています。

実はこの日の撮影は、直後に記事↓にしてアップしているのですが、18枚中のわずか2枚だけラッコで、あとはコツメでした。この日は数年ぶりにコツメの展示が復活したのを見に行ったため、ラッコの撮影はほんの数十分だけでした。今思えばもっといっぱい撮っておくべきだった。

サンシャインにコツメが帰ってきたよ! photo 6
サンシャインにコツメが帰ってきたよ!
(2013年2月撮影)サンシャイン水族館にコツメカワウソ展示が戻ってきました!サンシャイン水族館がリニューアルされたのはもう一昨年のことになるのだけど、例のアシカのぐるぐる水槽が登場したおかげでカワウソの展示がすっ飛ばされてしまった。それで…
ラッコ発掘・サンシャイン水族館 1302 photo 9

2013年当時のラッコ展示です。

ラッコ発掘・サンシャイン水族館 1302 photo 10

ミール、寝てますよ〜

ラッコ発掘・サンシャイン水族館 1302 photo 11

後述しますが、2013年2月時点でのサンシャインの展示はミール1頭だけでした。

よく知られたお話ですが、国内の園館で展示されてきたラッコはほとんどがアラスカラッコ Enhydra lutris kenyoni [Northern sea otter] です。しかしここサンシャインにいた2頭はアジアラッコ(ロシアラッコ、チシマラッコ)Enhydra lutris lutris [Asian sea otter, Kuril sea otter] です。アジアラッコは他に豊橋総合動植物公園が1990年代に飼育した例があるだけ。

学名を見てわかるように、実はアジアラッコの方が基亜種なんですね。学術記載が1758年で、他の二つの亜種が分離されたのはずっと後のことです。

ラッコ発掘・サンシャイン水族館 1302 photo 12

亜種の違いは大きさ、頭骨の幅、吻の長さなどに現れるそうですが、わたしの目では違いがわかりません。もっともこの時はそういった前提となる知識があったわけではなく、ミールがアジアラッコであることを意識して見ていたかどうかも、かなり怪しい。

ラッコ発掘・サンシャイン水族館 1302 photo 13

こういうところをいじくり回すのは、ラッコに限らずカワウソ類共通の行動かと。

ラッコ発掘・サンシャイン水族館 1302 photo 14

お口の写真も重要。

ラッコ発掘・サンシャイン水族館 1302 photo 15

そわそわ〜

毎度書いてますが、やはりここの照明もホワイトバランス合わせるのが難しかったです。背景と水の青をきれいに出そうなんて妙な色気を出すから悩みまくるんだろうなあ。実は撮影直後に出した記事と同じショットが2枚入ってますが、色が全く別の解釈になっててわれながら面白いです。でも、どういじっても現在のLEDのように抜けの良い色にはなってくれません。どこで妥協するかで悩む。

ラッコ発掘・サンシャイン水族館 1302 photo 16

もうすぐフィーディングタイムなのでした。

ラッコ発掘・サンシャイン水族館 1302 photo 17

来たかな!

ラッコ発掘・サンシャイン水族館 1302 photo 18

イカもらいました🦑

ラッコ発掘・サンシャイン水族館 1302 photo 19

サーモンでしょうか🐟

さて、この撮影の2か月ほど前に、オスのルーチが亡くなってます。このペアは2003年からずっとサンシャインで飼育されていました。2007年に繁殖に成功したのですが、仔は残念ながら短命に終わっています。

ラッコ発掘・サンシャイン水族館 1302 photo 20

ルーチ、前にお会いしてますが、撮る機会がないままお別れとなりました。

ラッコ発掘・サンシャイン水族館 1302 photo 21

ルーチの追悼写真展が行われてました。この公式写真を見る限り、サンシャインのラッコ写真は水のブルーをきれいに出さないといけない、ということがわかります。

ラッコ発掘・サンシャイン水族館 1302 photo 22

ミールの目のところにガラス面の水滴が重なって、まぶたを閉じているように写ってました。

さてこの翌年、ミールのところへ鳥羽からロイズがやって来ます。2014年3月のことでした。

当時のメディア報道でも繁殖を目指す、とはっきり書かれています。先日のうみなかの発掘記事で書きましたが、この時点ですでに日本の飼育ラッコ界は、今やれることは何でもする、という段階に入っていたことがうかがえます。

しかし、2016年1月にミールが亡くなってしまいます。繁殖のためにBLで来ていたロイズはサンシャインに残る理由がなくなってしまいました。サンシャインのラッコ展示は2016年2月いっぱいで終了となり、ロイズは鳥羽へ帰って行きました。

いつも日本のラッコ展示の経緯については、munyさんが残してくれている「ラッコニュース」を頼りに書いています。この時期(2016年2月)、うみなかのマリンも亡くなってしまい、ラッコ好きの皆さんにとってつらい時期だったと思います。そんな時期でも休まず記録をまとめていただいているmunyさんに、あらためてありがとうを言いたいです。

↓ラッコ記事の一覧です↓

ラッコの記事一覧
Das Otterhaus【カワウソ舎】のブログ中の、ラッコに関する記述や画像のある記事の一覧です。