
(2011年3月撮影)鳥羽水族館のラッコ、ポテトさん。
昔撮ったままで公開してなかったカワウソとラッコの写真データを発掘し、最新の現像処理でクオリティアップして可視化する企画を続けています。
実はこの日の撮影は、直後に記事↓にしてアップしているのですが、24枚中の16枚だけラッコで、あとはコツメとツメナシでした。鳥羽のツメナシカワウソの写真、今となってはとっても希少性が高いとも言えますが、それはそれとして、多くのラッコ写真データが埋もれたままになっていたのは問題です。これは発掘しないといけない。


2011年3月当時の鳥羽水ラッコメンバー。ベテランのポテト母さんと娘のメイ、それとアドベン出身の男子ロイズ。

ポテト、白いです!
この時期の鳥羽のラッコプールは底がブルーではなかったのか、今のようにクリアーでかわゆい写り方はしません。それといつも書いてますが、照明の光源の違いが大きい。
データの発掘〜現像処理に際して、ホワイトバランスの微調整を1コマずつ手でやってますが、ちょっと黄味を残さないとうまくバランスしてくれない。当時の水族館のメタルハライド光源は演色性が良くないです。今の高性能なLEDと比べてフラットな特性じゃないんでしょう。もうこれは撮る側の腕ではどうしようもないです。

キリッとしたポテトさん、貫禄あります。

ガラス際に来てくれました。
この日は日曜日で、今とは比べものになりませんが、それでもかなりお客さんは多かった。見ての通り引いた位置から撮ってるので、ガラス際に来られると、お客さんの頭の隙間から撮る感じになってしまうのは仕方ない。もちろん普通のお客さんはうれしいと思います。

こちらはメイ。まだ6歳なのでお顔の毛はそれほど白くないです。まだギャルな感じがありました。

当時のフィーディングタイムは9:30、13:00、16:40で、これは13:00の回です。なにしろ日曜のお昼ですから、めでたく満員御礼でラッコ水槽前は大賑わい。

お昼は貝だけ。鳥羽のゴージャスな食の伝統。

もう一個ちょうだい。
ロイズは真正面から見るととってもキュートな顔してます。

でもロイズ真っ黒なので、なかなかきれいな絵に仕上がりません。白い子ではあまり気にならないガラス面での拡散が補正できない、ってのが気になります。

ポテト母さんは次々と3つぐらいもらって、抱えて食べてました。

おいしそうです。今すぐ貝、食べたくなるぜウチムラサキ〜!!!

食った食った。
・・・(時間がちょっと流れます)・・・

フィーディングタイムが終わってしばらくしても、突然貝殻が出てくるのはラッコあるあるですが、これって何やってんでしょう? 単に遊んでるだけなのか、舐めて味わってるのか。
・・・(またちょっと経過)・・・

あ!
ポテトさん地上の方に反応してます。

もう夕方のフィーディングタイムになりました。ドアが開いたらこうなりますわね。

ポテトがいち早く次の行動に移る。ここで待ってても先に食べられるわけではない、ということがわかっています。

この16:20のフィーデイングは、もう海鮮なんでもありの寿司屋状態。この日はイカにサーモン、エビにワタリガニ。見ている側の空腹に直撃してくるメニューです。

エビ〜🦐

カニ〜🦀

バリバリと🦀食べる母と娘。

メイちゃんカニウィンク。

イカ〜🦑
で、このあと恒例のイカミミジャンプになります。若い頃のメイのパワフルなジャンプ写真は、2011年に書いた記事(1枚目の写真下にリンク)中にあります。

完食チェック係。
そしてこの3頭体制は、このあと3年ほど続きました。時は流れる…
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佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
