デジタルカメラの軽さ

デジタルカメラの軽さ photo 6
1998/11/24 Tokyo

このところ人間が腐ってきたなあなんて思ってたら、カメラも腐れてた。一昨日、そのへんにころがしてあったニコンFのシャッターを何気なく切ったら音がおかしい。見るとミラーが当たる部分のスポンジ(モルトプレンなんて呼ぶ)がねちょねちょになっておった。友人から引き継いだいわく付きの大事なカメラだ。たしか最近オーバーホールしたやつをもらったはずだったのにと思って修理票(元箱に昭和40年当時の値札、修理票までいっしょにくれた。律義な友人である。最近どうしてるかな)を見ると、1991年とある。すでに7年たってる。7年経てばモルトも腐るわな。他の部分は全然問題ないので、自分で直すことにする。ちょっと硬めだが手元にあった発泡性のゴムを切って部品を作り、純正ねちょねちょを取り除いて貼り付ける。ついでに蒸着の浮きが出ているペンタプリズムをはずして、F2用のウエストレベルファインダのネームプレートをはずしたものと取り換えた。おー、これはイケる。んなことやってうちに、他のカメラもいじりたくなってきた。そういえばF2のミラーの音が大きくなっていたのが気になってたっけ。どうもミラーダンパがちゃんと動いてないようだ。軽く開けて軸とバネにちょっと注油。それからそこいらじゅうのカメラ(他はろくなものがない)のシャッターを切って、磨いてしているうちに久しぶりの休みは終わってしまった。その後で持ったデジタルカメラのまあ軽いこと。

Vintage article seriesは、1997年から2004年まで、わたしの作品サイト上にあったログ的なコンテンツを、本ブログ『Das Otterhaus』に復刻的に再掲した記事群です。ブログなどCMSが普及する前の時代に手書きHTMLで日々追記されていた記事は、展覧会などのお知らせ、雑感、制作上の試行錯誤の記録などが混在しています。その多くは字数も少なく画像のサイズも小さく、今の基準からするとコンテンツとしての価値はありません。しかしこの年代にこのような記述があったという事実は残すべきであると判断し、ブログの基層としてのデータの蓄積を維持しています。[2026年5月]
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