狩野川放水路 その2

090324a

狩野川放水路が続くよ。なぜならちょっと今までに出会ったことのないドボク作品なので。反芻するうちになかなか面白く思えてきた。

伊豆半島から流れてきた狩野川が、大きく左に曲がって沼津の市街地に入るより前に、洪水を駿河湾にたたき出してしまう施設が狩野川放水路だ。普通、この規模の放水路だったら、平地を開削して人工河川を作るのだろうと思うけど、ここではいきなり山をぶち抜いて、3本のトンネルが掘られている。かなり豪快なソリューションだ。トンネルとトンネルの間に設けられたコンクリートの導流壁がものものしい。

090324b

水路トンネルで、このように常時水がない、というのはそうそうないのではないだろうか。そうでもないですか。

090324c

放水路側から見た分流堰。洗堰とローラーゲート2門からなっているが、何と落差がつけられていて、ちょとしたダムみたいだ。この落差がないと、駿河湾が高潮の時に、海水が遡上して分流堰を越え、狩野川に逆流してしまうのだろうか。などと推察してみる。

洪水時には、こんなものすごいことになる。

コメント

  1. はぎわら より:

    ちょっと、どこに入っちゃってるんですか!
    川のトンネルってものすごくドキドキします。
    久地円筒分水の脇で見たときに思いました。
    http://maps.google.co.jp/?ie=UTF8&ll=35.607387,139.605334&spn=0,359.997178&z=19&layer=c&cbll=35.607328,139.605432&panoid=uUcOiRjiLUALZJnBjPdFMw&cbp=12,244.02290054503916,,0,6.711026615969583

タイトルとURLをコピーしました