記憶のための記録

展覧会行ってきた

『ドイツ写真の現在』

そうそう、先週木曜にゼミの連中と、近美の「ドイツ写真の現在」を見に行った。ベッヒャーシューレ以降のドイツ写真が、どの方向へ向かっているのかという問題に対し、簡潔でわかりやすいガイド/カタログとなっている展覧会であると思う。悪くなかった。わた...
記憶のための記録

ゲーテ降臨

秋の陽を背にうつらうつらしていると、ゲーテがあの世から降りてきた。・・・・・・・・・「先日はわしのワイマールの家を訪ねてくれてありがとう」「これはこれはゲーテさん!こんな東洋のはずれまで、いったいどうなさったんですか。とにかくゆっくりしてっ...
展覧会行ってきた

時間の終わりの中の時間の加速

杉本博司展、行ってきた。巨大なモノクロプリントの数々。それはそれは壮絶なクオリティ絵巻なのだが、見ていてこっちの体温がどんどん下がっていくような感覚になってしまった。いわゆるファインプリントもほどほどのサイズで見ている分には、盆栽を愛でるよ...
記憶のための記録

いいぞ太郎!

バカにされそうで今までだまってたんだけど、岡本太郎、結構好きなんだよな。ここ数年、再評価されるようになってきたので、今ならカミングアウト、大丈夫と踏んだ(笑)。「太陽の塔」好きだし。「顔のグラス(←若いもんは知らんだろ?)」欲しかったし。「...
展覧会行ってきた

ベルリンから帰って

昨日、帰ってきた。ドイツのいくつかの都市と、運河関係の施設を訪ね歩いた。80年も前のバウハウスの校舎がいまだに現役で使われているのを眺めたり、大型船が30数メートルもの高低差を上下するのを口を開けて眺めていたりした。最後に立ち寄った6年ぶり...
記憶のための記録

まとめ読書記録

記録のみ。『アースダイバー』中沢新一/講談社/2005『デッサウのバウハウス建築』(バウハウス叢書12)ヴァルター グロピウス著・利光功訳/中央公論美術出版/1995『国際建築』(バウハウス叢書1)ヴァルター グロピウス著・貞包博幸訳/中央...
記憶のための記録

バッハ・バウハウス・ビートルズ

三つの人名やら事物をナカグロ(・)でつないだらもう書名のようになってしまうのだけど、自分の中の価値の物差しを形成してくれたものが、みな頭文字がBである、という偶然が面白く思えてならない。バッハに関してはまだ語るに足る何ものも持ちあわせていな...
記憶のための記録

『狐のだんぶくろ』

キットラーの後にレジス・ドブレの論文なんか読んでると何だか人生がつまらなくなってくる。ここらでまた澁澤路線に逆戻り、だな(笑)。人一倍記憶力がよかったらしい澁澤龍彦が少年時代を回想する本。何を書くかを定めぬままに書き始められた文章。どんどん...
記憶のための記録

『ドラキュラの遺言』

フリードリヒ・キットラーの評論集。原克ほか訳。産業図書、1998年(原著は1993年)。邦訳のサブタイトルは「ソフトウェアなど存在しない」になっているが、原著は「Technische Schriften」つまりテクニカル・ライティング。要す...
記憶のための記録

『グラモフォン・フィルム・タイプライター』

フリードリヒ・キットラーの主著。石光泰夫・石光輝子訳。筑摩書房、1999年(原著は1986)。訳者あとがきに「ベンヤミン的な文学的イメージにむせかえるような文体」とあるけどたしかにそんな感じ。話題がクロスフェードで遷移していく複雑に入り組ん...