そうなのか?
カッパがいるのは沼の方なのか。
とすると、この川は沼っぽいってことだろうか。

子供と犬はおびえ切っているが、カッパの方は自分のやっている悪事に迷いがあるのか、躊躇するような、困惑した表情だ。動きの中に不思議な静けさを蓄えた、宗教的な味わいすら感じさせる秀逸な絵である。埼玉県の銘が消えかかっているのが惜しいようだが、それとてこの絵の枯れた味わいに寄与していると言えなくもない。
こんな注意看板を集めたサイトやブログなら、すでにいくつもあるものと思う。こんな看板を集めた写真集でもまあ、想定の範囲内だ。そんなんではなくて、こういう看板そのものを集めまくり、国立近代美術館クラスの美術館で展示するような企画をいつかやってみたい。
この手の注意看板は、これからはドボク絵画と呼んで大切に扱っていきたいと、ひとり思った。
【追記】
ひとり思ってようとしたのだが、こんなものをひとりでしんみり思っても仕方がないので、mixiのコミュでも作ってみることにする。さすがに「ドボク絵画」はないと思ったが、「注意看板」ぐらいは専門コミュがあるかと思って検索しても見当たらない。なんだわたしが作らないと存在しないのか。
『ドボク美術部』部員募集中。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4045375

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。

コメント
送電線の足元にもこんな雰囲気の雷様が居ますよね(*^-^*)
ドボク絵画・・・いい響きです。
この看板の右隅につけられた洗濯バサミがとても気になって・・・
それもカッパ色なのが・・・。
> クロスケさん、
> sgmさん、
うっかり反応してしまったお二人は強制的に、ドボク美術部員です。
ラジオCMだと、オチが、
河童(かっぱ)は川だな。
になってますね。
http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/ad/radio/090202_01.html
げ、ラジオ版もあるのか・・・
でもリーズナブルな結論ではある。