毎週水曜日は水門の日。今週からそう決まった。

カッパみたいなやつだ。

わたしもついにカッパごときに見下されるようになってしまった。ちょっと情けないぞ。
この水門、普通にやっちゃった系なのか。それとも真面目に設計したらうっかりカッパになってしまって、設計者も困っていたりするのか。いったいどっちだ。
この上屋の壁面の色がもしグリーンだったら、間違いなくやっちゃった系だろう。でも微妙にはずしてターコイズブルーだし。
上屋の床部分はコンクリのままで、カッパのくちびるを形成しており、見れば見るほどお尻から血を吸われそうである。まったくこんな設計をするひとの気が知れない。
・・・
いやまて。こんなふうに全景を撮るとそれほどカッパっぽくなくて、なかなかいい水門じゃないか! つまりカッパはわたしの頭の中にいるらしい。気が知れないのは、実はわたしの頭の方なのだった。

写真をクリックすると、Panoramio上のわたしの写真に飛びます。
でもよく見るとやっぱりカッパだ。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
