わたしの師匠の写真集が出ました。
横溝健志『思い出牛乳箱』
BNN新社刊
12月22日発売
師匠はもともと工業デザインの先生のはずなんだけど、どちらかというとそれ以外の領域で活動されており、写真家(牛乳箱以外では、断面露出系トマソンや、壁や路面などが最近の主なモチーフ)であると同時に、活版印刷家(っていう肩書きでいいのか)でもあらせられるという、とってもツカミドコロの難しい師匠でちょっと困るのである。何で困るのかというと、このような場合、正確に説明しようとすればするほど、かえって輪郭がぼやけてしまうから。だから簡単な説明でやめときます。
古い街の玄関先の朽ちかけた木製牛乳箱がこれでもかと出てくる(はず。実はまだ見てない)。
牛乳箱の主要な魅力は、基本的に目立たなきゃ用をなさないということで、ミもフタもないド派手なペンキ塗りになってしまってることだろうか。だいぶプラスチック製になっているようだけど、ロット数の関係からか、いまだに木製のものも作られていることには驚かされる。
2009年はウシ年なので、うっかりヒットしてしまいそう。そうなると不肖の弟子としてはとってもうれしい。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。

