わたしの師匠の写真集が出ました。
横溝健志『思い出牛乳箱』
BNN新社刊
12月22日発売
師匠はもともと工業デザインの先生のはずなんだけど、どちらかというとそれ以外の領域で活動されており、写真家(牛乳箱以外では、断面露出系トマソンや、壁や路面などが最近の主なモチーフ)であると同時に、活版印刷家(っていう肩書きでいいのか)でもあらせられるという、とってもツカミドコロの難しい師匠でちょっと困るのである。何で困るのかというと、このような場合、正確に説明しようとすればするほど、かえって輪郭がぼやけてしまうから。だから簡単な説明でやめときます。
古い街の玄関先の朽ちかけた木製牛乳箱がこれでもかと出てくる(はず。実はまだ見てない)。
牛乳箱の主要な魅力は、基本的に目立たなきゃ用をなさないということで、ミもフタもないド派手なペンキ塗りになってしまってることだろうか。だいぶプラスチック製になっているようだけど、ロット数の関係からか、いまだに木製のものも作られていることには驚かされる。
2009年はウシ年なので、うっかりヒットしてしまいそう。そうなると不肖の弟子としてはとってもうれしい。