「独自ドメイン」の終焉

たまには苦情でも書こう。

わたしのメールアドレスは独自ドメインの「kohan-studio.com」を使っているのだが、最近このアドレスでメールを出すと「届かない」と言われることがしばしばある。

どこかの段階でスパムフィルタに引っ掛かるのだろう。

何か悪いことやってんじゃねえの?とか言われそうだが、残念ながら自分ではやってない(と思う)。しかしそれでもどこかで悪用されている可能性はあるわけで、自分の知らないところでブラックリストに載せられているのかもしれない。あるいは個人のメールソフトで、スパムメールは「.com」ドメインから来ることが多いので、よく知らない「.com」ドメインはとりあえず「迷惑メール」にして消してしまえ、みたいなアバウトな処理をされていることも十分に考えられる。

このままで行くと、個人が取得しているような弱小の「.com」ドメインなんか、そのうちほとんど使えなくなるだろう。

まあそりゃいい。いや、いいわけではないが、困るのはわたしひとりではないのでそのうちに何らかの対策がなされるだろうからだ。お金を取って安全なドメインであることを証明するサービス、なんてのが現れるだろう。いや、似たようなサービスはもうあるのか。

金で信頼を買う。上等だと思う。

でも気持ちがね、納得できないのだよ。

個人も大組織も対等である、というネットの理念のひとつが、こうやって崩壊していくのだ。それを目の当たりにして、なんとも残念だという気持ちが起こってくるだけで、何もできない。自由っていうのは、その自由であることが原因で自滅するのだな。

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