
長らくお待たせしてしまったかもしれません。2025年6月撮影の盛岡市動物公園ZOOMOのカナダカワウソ、カエデさん。ダイブ直前、後脚キックの瞬間です。

実に6月らしいどんよりした朝ですが、カエデちゃんは元気に泳ぎ回っています。

そういえば、カエデちゃんほど体毛の色が変化する他に個体を見たことがありません(十分に比較できるほど大量にカナダカワウソ見てないけど)。成長し切ってからは焦茶色が基本だったと思いますが、水に入ると結構明るい茶色なんですね。

おはようございます。

表面の毛は焦茶ですが、中の毛が赤茶であることがわかります。

ありゃ、あまりきれいなダイブではないですね。水面が波立ちまくってますよ。

これはうまくいきました。後脚もきれいにそろってます。

1枚目の写真でもわかりますが、後脚でキックして前脚で方向を整えています。飛び箱(って今でもあるのかな?)を飛ぶような感じです。

と思ったら、後ろ足で踏み切る場合もあるようで。

カエデちゃん、この日はひたすらダイブを繰り返していました。同じ動作を何度も撮って意味ないかと思ってましたが、見返してみると毎回、微妙にフォームが違うんですね。

でもまあ飽きるよね。

この回は前脚が揃ってなくて、

ちょっと変わった踏み切りになってました。こんなの肉眼では止めて見えんわなあ。

これ上のコマと連続です。あ、後脚で踏み切ることもあるのか。

それだと着水の段階でまだ後ろ足が擬岩に残りますよね。水位にもよるけど。

どぼ〜ん。

ちょっと休憩☕️
・・・

再開です。カエデちゃんはずっと続けてたようですが。
ところで今まで、シャッタースピードを1/2000で撮ってましたが、わたしの12年越えのポンコツカメラ、もっと高速シャッターが使えます。最高で1/8000です。ミラー付き一眼ではこのあたりのスピードが限界ですよね。そういえば今まで1/8000って使ったことあったかな? そうか、使うなら今かもしれない。ということでこのコマから1/8000です。

お、完全に動きが止まってしまいますね。逆につまらない絵になってる?

ありゃ? 後脚と前脚、同時に擬岩に付けてない?

水しぶきは1/2000とあまり変わりません。水が完全に止まってしまってすっきりしすぎ?

は〜い、お疲れさまでした!

毛皮のお手入れをしたりなんかして・・・

たべもの落ちてないかな?

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
