大牟田のキリンとゾウ 2502+1211

大牟田市動物園のアミメキリン、プリン。2025年2月下旬の撮影です。今回はカワウソなしですごめんね!

13年前に初めて来た時に入り口を写してなかったので、何となく記憶が欠落してました。おお、確かにここですね思い出した。

この風景は大牟田、って感じです。テキトーなこと言ってますが、産業都市の動物園って何か共通の雰囲気があるような気がします。日立かみね、周南徳山、宇部ときわとか、姫路あたりも入るのかな。

申し訳ないけど途中すっ飛ばしてキリンのところまで直行です。2月下旬に遠足(しかも複数!)団体に遭遇するとは思ってなかった。みんなキリン前の広場でお弁当なので、先回りしてキリン撮っておかないといけない。

若いメスのプリンと、

前からいるオスのリン。お元気そうですが、

よく見ると前脚にプロテクターのようなものを付けてます。気温が低い季節に骨の変形由来の痛みを緩和するためのものだそう。もう20歳近いしね。

プリンは全体を歩き回ってますが、リンはあまり動かないようです。

プロテクターの件はここに掲示してありました。あ〜!今日はハズバンダリートレーニングガイドの日だった。15時前に出ないといけないので見れませんでした(ちゃんと事前に調べてないとこうなる)。

おおっと、実はハイテクだった!

キリン専用、オーダーメイドサポーター第2弾が完成! - 大牟田市動物園 Omuta City Zoo
キリン専用サポーターの第 2弾が完成致しました。 キリンのリンくんは、寒い季節になると跛行(何らかの障害により

キリンに限らず、園内そこいらじゅう現場での情報提供が熱心に行われていて素晴らしいと思いました。キリン舎のイメージがちょっと違うなと思ってたら改修されてたようです。

リンはやっぱりこっち来ませんね。この後、予定通り幼稚園、保育園、小学校低学年の遠足波状攻撃を受け流す。そして昼が過ぎるとウソのように喧騒が消滅する。動物園あるあるですな。

すっかり静かになったキリン前広場ですが、その一角に使ってないエリアがあります。これはかつてのアフリカゾウ展示の跡です。

・・・ということです。この完成予定図によると、ここはキリンだけになるんですかね。いや〜これはすごいですね!

新展示場整備基本計画を策定しました - 大牟田市動物園 Omuta City Zoo
園内に新展示場を整備するための基本計画を策定しましたことを、ご報告申し上げます。 詳細につきましては、随時ご報

ここから先、全部キリンエリアになるのか! 実は13年前に来た時にゾウ撮ってるんですが、なぜかブログに出してませんでした。というわけで、以降の写真はゾウが存命だった2012年の撮影になります。

[2012年11月撮影]ひとつ前の写真より高いところから望遠で撮ってるので空間感が違いますが、まあ同じ場所です。

[2012年11月撮影]ここにいたのはアフリカゾウのはなこ。1977年南アフリカ生まれで1981年に富士サファリから大牟田に来たそうです。

[2012年11月撮影]はなことリン。はなこちゃいろ!ですね。

[2012年11月撮影]リンは当然のことながら若々しい。そういえばちょっと動きがエキセントリックだなと思った記憶がよみがえる。

[2012年11月撮影]今回はアップ撮れてないので昔の写真で。

[2012年11月撮影]真正面から目線もらってました。赤土がたっぷり入ってるようで、はなこ本体と行動範囲がことごとくまっちゃいろでしたっけねえ。

[2012年11月撮影]それで、大牟田の最後(最初で最後?)のゾウとなったはなこは、この翌年2013年の9月に亡くなってしまいます。その後、大牟田市動物園はゾウ飼育を諦め、群れで飼えないのでゾウは飼育しない旨を具体的なメッセージとして(今もその立て看板が入り口券売機の横にあります)、動物福祉重視という運営の方向性を強く打ち出すようになります。考えてみるとこの頃から、日本の動物園が大きく方向転換を余儀なくされたことが今更ながら思い出されます。

[2012年11月撮影]今回写真は出しませんが、この頃って直接飼育なんですよね。準間接飼育が当たり前になった今の目で見ると、13年前の飼育担当者の姿はちょっと危なっかしい感じに見えます。そういう感覚って気がつかない程度に少しずつ変わっていって、あるとき何かの機会に、実は大きな変化を通過していたことを理解させられるのだと思います。このゾウ舎は直接飼育を偲ばせる貴重な存在とも言えますが、他に転用するあてもないでしょうから園の未来のために発展的に消えていくことは仕方のないことなのだろう。だからこの写真はここに出しておきたかった。

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