日テレさん、BNNにおわびのFAXを送ってきたそうな。
気を使っていただいてかえって恐縮です。>日テレ(制作会社かな)の人
『恋する水門』って、使い方に注意しないとはずすなあ。さっき風呂入ってて気がついたのだけど。
工場とかダムとかって、何て言うか、栄養ドリンクみたいな使い方できるじゃないですか。見てて元気出るようなところがある。それに対して水門って、見てて元気が湧いてくるようなものじゃないんだよね。むしろ鎮静剤とか、睡眠導入剤の類に近い。
『恋する水門』について、読者の方がblogなどに書いてくれているのを読ませてもらってるんだけど、疲れているときに開いてまったりする、みたいな使い方をしてくれている例が、確かに多いような気がする。
以前、ある人に指摘されたのが、つげ義春の世界との関連性。わたしはつげ義春さんの作品をあんまり知らないのだけど、何でも水門が出てくる話があって、世界観の近さを感じるのだそうだ。いつか読んでみなければいけないと思っているうちに10年近くたってしまった。河原で石売ったりする(んでしょ?)ような行為と、河原をさまよって水門にカメラを向け続ける行為って、何か近しい空虚さがあるのかもしれない。
誰にもなぜか疲れたときに読みたくなる漫画や写真集ってのがあるでしょ。わたしの場合は、ますむらひろしのアタゴオル系作品がそれに当たるんだけど。
あ、そういや帯にちゃんと注意書きがあるじゃないですか(笑)。『恋する水門』は癒し効果を狙ってお使いください。ダムや工場のように、にぎやかに盛り上がったりはしませんよ。