ひさびさにFloodgatesを更新した。撮りっぱなしのデータの中で、未収録の水門が20もあった。ため込み過ぎ。このところ浮かれて紙媒体ばかりに目が行っており、サイトの方に全く気が回っていなかった証拠。
さて、これは国土地理院の2万5千分の1地形図です。
右の使い古しのきったない方が旧版、左のペンが乗っかっている方が新版。水門の位置の把握と撮影のルートファインディングのためには欠かせない重要アイテムだ。実は、最近はかなりGoogle Mapのお世話になってる。しかし、ひとたびフィールドに出れば頼りになるのはこれだけ。だからマーキングや書き込みはこまめにやってるし、雨に降られたり折り目がすり切れたりでもうぼろんぼろんになるまで使う。この地図の折り方はいろいろ流派があるみたいなんだけど、わたしは昔からこのようなシンプルな折り方。旧版は右端の凡例部分がちょうど表紙のようになって、印刷物としてきれいに折られてくれます。
で、見てもらえばわかると思うんですけど、新版を旧版に合わせて折ると、すごーくカッコ悪いものができちゃうのよ。これって何とかならんのか。
この新版は、何年か前に日本の地図の緯度経度の基準を、明治以来の独自のものから世界測地系というのに合わせたのに合わせて切り替えられたらしい。こういうところも日本はグローバルスタンダードの波かぶりまくりなんだけど、感心している場合ではなかった。その切り替えの際に、旧版の区分メッシュとの整合性を確保する(つまり旧版と新版で隣り合わせになったときに、つながらなくなったりしないようにする)ため、紙全体に対して地図の部分をかなり広く取るようになってしまったのよ。文字で書くと何だかよくわかんないかもしれないけど、とにかく新版は「余白」が極端に少なくなっちゃった。
それを旧版に合わせて折ると、ご覧のように表紙部分がほとんどなくなる。せめて、タイトルラベルの方向だけでもそろえてくれればよかったのだけど。少なくとも折って使う人のことは見事に考慮されてないっすね。じゃあ文句言ってんだったらおまえが代案を出せよ、と言われると今のところ考えつかない。
とにかくうちの地図棚はこんな感じで、すでに旧版がぎっしり入っている。ここに新版を入れるとひっかかってしまい、取り出しにくいなどの問題点が満載なのであって、実に困ったものであるという話だ。