
写真をクリックすると、Panoramio上のわたしの写真に飛びます。
このところ、というか年が明けてからわたしはブログを毎日更新しており、何か妙な意図でもあるんじゃないかとか心配されているかもしれません。でも大丈夫。もうそろそろネタが切れる。
話は単純。去年の夏に撮った写真のデータを、今ごろになってようやく整理しているためである。フィルムと違って、すぐに現像しなくても画像が劣化しないのをよいことに、処理を先延ばしにしていたらついに年を越してしまった。こういう所業は明らかに、デジタルの使い方を間違えていると思う。
さて、マエスラント、ホランチェ・アイセルに続く、オランダが世界に誇るデルタ計画の巨大水門の三つ目は、ハーテル防潮水門だ。
さすがに真上から見ると凄いよね。ゲートの長さは、長い方が98メートル、短い方でも49メートルある。河口付近の隅田川をひとまたぎ、いや長い方で「0.75またぎ」ぐらいしているような、むやみにでかい水門である。
これだけ長いスパンのゲートはもはや平面にはできないのか、ぐーっと湾曲している。そう、湾曲といえば、大阪で近頃人気のバイザーゲート三兄弟(安治川水門、木津川水門、尻無川水門)だが、あのど迫力ですら57メートルだ。ということはハーテルの長い方のゲートは、その2倍近くもあるということ。どうりで半端なくでかいと思ったよ。
・・・などと、あたかもごくごく近くで見てきたようなことを書いているが、実はハーテル、触れあうほど近くまでは行けなかった。
手前にもうひとつ川があって、それを地図で読み落としていたわたしは、かなり遠いところにたどりついてしまった。いや、距離的には十分に近かったのだけど、そのもうひとつの川を泳いで越えたりしない限り、水門の近くまでは行けないポイントに行ってしまった。
したがって冒頭の写真のように、腰の引けた距離から腰の引けた写真しか撮れなかったのだ。水門のすぐ横まで行くには、かなりの遠回りが必要だったので、明後日、また撮りに来ようと思ってこの日はこれで引き上げた。8月の夕方だし、そろそろビールが飲みたかったからだ。
で、翌々日は雨だったのでした。
はい。撮り直してきます。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。

コメント
そのバイザーゲート3兄弟を気軽に見に行ける奴が来ましたよ、とw
しかしこれはめちゃくちゃデカいですね(滝汗
>現像
最近の現像結果からSPDでやるほうがコントラストやトーンが思う表現になるけど、ミクロファインでないとプレストがEI200で現像できないので、その板ばさみにジレンマで頭抱えてたりします。
>そのバイザーゲート3兄弟を気軽に見に行ける奴が来ましたよ、とw
うらやますい・・・
>現像
もう10年以上、ケミカル現像をしたことがありませんすいません。