先日、現地からナマ更新でお届けした「心のオアシス、砂川遊水地」ですが、その巨大な情報表示板(の裏)に、何やらキャラクターが描かれているのが気になった人もいるのではないだろうか。

この人は「カワッピー」といって、北海道開発局の河川事業キャラクターだ。北海道方面では、なにげに有名キャラらしいですよ。
カワッピーについて ←なぜか旭川開発建設部のサイト内にある説明
カワッピーは普段、こんな仕事をしている。

色あせてもがんばる姿に対しては声援を送りたい。しかし川に空き缶が投げ捨てられても、ピースサインでニコニコしているという勤務態度はいかがなものか。これでは不法投棄をする悪者になめられるばかりであって、河川事業キャラとしての職務を全うできていないぞ。もっと強くなれカワッピー。
さて、その砂川遊水地だが、実はカワッピーのオアシスでもあるらしい。こんなふうにメルヘンな水門の横の照明機器にもカワッピー。

こっち↓のカワッピーは何だか魚を盗んでいるようにしか見えんなあ。

検索したらカワッピーステッカーは一般に市販されていることがわかった。そのうち購ってみようかと思う。でも河川パトロールカーも水門も所有していない個人の資格で参加しているわたしは、巨大なカワッピーステッカーをどこに貼ったらよいのか思いつかない。テキトーに冷蔵庫などに貼ったのでは全く意味不明である。
砂川遊水地の堤防上には、何と立体化した巨大カワッピーまでいた!!!

お~、随分とやっちゃったなあ。

この立体カワッピーは、お腹にスピーカーが仕込まれているらしく、何か防災上の緊急事態が起きたような場合はカワッピーが親切に知らせてくれるという仕組みだ。とてもすばらしい。
今回の撮影(カワッピーの撮影じゃないよ)でとてもお世話になった北海道の水門プロフェッショナル、松本さんと神保さんによると、カワッピーは道内あちこちに出没するのだそうで、天塩川あたりではカヌーに乗る立体カワッピーもいるらしい。次回はぜひ、会いにいきたいと思った。
砂川遊水地のカワッピースピーカは別の場所にもあって、そっちは半ば樹木に飲み込まれていた。あ、ちなみにこれはカワッピーじゃなくて「スイッピー」ね。

リアルカワッピーは川沿いの木の枝などに止まって水中の魚を狙うらしいので、生態学的にはこっちの設定の方が正しいといえる。
立体化までしているのであれば、着ぐるみにまでなってこそ立派なゆるキャラというものだろう。と思ったらすでに存在していた。興味のある人だけ見てみてね。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
