
なんか久々の初探訪水族館ですね。 あわしまマリンパークのコツメカワウソ、左がてん、右があめ。撮影は2026年3月下旬です。

あわしまマリンパークは沼津にある無人島水族館で、船で渡らないと行けない…と聞くと、うわ、アクセス大変そうだな〜と少々ひるんでしまいますが、実際に行ってみるとまずその雄大な風景に圧倒されます。とても魅力的な環境にある水族館でした。渡船に乗ってる時間もあっという間で、もうちょっと乗っていたいぐらいですよ。

到着早々ですが、さっそくカワウソにします。このとき出ていたのはコハク(左)とゆき(右)。はじめまして、ですね。

コハクとゆき。ちょっとの間、動き回ってくれましたが、

ゆきは眠そうで、こんな感じで岩の隙間に入り込んでもっと寝ようかなオーラを出してます。

目↑が半分寝てますね。活発に動き回っているコハクがちょっかいを出しに来ます。

その後、ゆき(左)は小屋の中で本格的に朝寝を始めました。コハクが引き続きちょっかいを出しに来ますが、もちろんそんな程度の手ぶらのアピールでは起きません。

あきらめて一人で走り回ることにしたらしいコハク。カワウソ展示場は東側にあるので、今日のように晴天の日は春の強い日差しが容赦なく照りつけます。

ひと泳ぎして止まったところを撮らせてもらいます。濡れてる時と乾いている時は別人(別獺)、というのはカワウソ撮影あるある、でしょう。

こちらが展示場の全景。目の前(左側)が海です。後ろは山です。むちゃくちゃ環境いいです。なにしろ無人島ですから。放飼スペースを囲んでいるのが薄いアクリル(塩ビかも)板なので、カワウソのアイレベルで撮ろうとすると画質は急降下します(1枚目の写真とか)。でも、見ての通り足場としてお風呂椅子?を置いてくれているので、上から撮ることは可能です。くれぐれもカメラをカワウソの上に落としたり、身を乗り出しすぎて自分をカワウソの餌食として捧げたりしないように、注意して撮影しましょう(←主に自分向けに言ってます)。

展示交代で〜す。ケージで登場したのはゆきの娘たち。先に出てきたのがてん、後ろがあめ。2023年12月31日生まれ。↓ちなみに母ゆきの誕生日は1月1日だそうです。なんて飼育員泣かせなひとたちなんだ。


あめはこの小屋の後ろの隙間が好きなようです。


ちゃんと出てきてくれましたよ。あめはとても整った顔立ちですね。


鼻がピンクなのがてん。てんの方が動きとしては活発ですが、いたずら系やらかし系は、実はあめの方が担当らしいです。


てん。正面と横顔は別人(別獺)。あるあるその2。


さて、ここからが本記事のクライマックス。あめてんが隣の展示スペースの方に猛烈にアピールをしてます。隣には誰がいるのでしょう?


嵐です!
伝説の嵐、油壺マリンパークの人工保育個体としてカワウソパフォーマンスなど担当し、カワウソの能力や特性を世に知らしめてくれたあの嵐が、今はあわしまでのんびり暮らしているのでした。会うのは久しぶりですが、身長が伸びて、なんとも渋いおじさまカワウソ(なんじゃそりゃ)になってました。12年前の油壺時代の記事をどうぞ↓


というわけで、嵐は若い娘をざわざわさせる(ビビってるだけかも)クールな存在となっておりました。その一方で、嵐は自分をカワウソとは思っていないらしく、隣の2頭には何の反応も示さないそうです。あ、日によって誰がいつ出るかは変わるみたいなので、何事も行ってのお楽しみということで!


佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。

