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『ワンダーJAPAN』12号でお見せした六角川河口堰。もう最高だ。こんなに押し出しの強い河口堰、他所では見たことない。さすがは有明海。干満の差が6メートルって想像を絶する初期条件。何でこんなすごいドボク物件ができあがることを話題にしないで、海苔とかムツゴロウとかそういう食べるものの話題ばっかりなのか。みんなそんなにあの目の飛び出た変な魚が好きなの?
六角川河口堰のゴージャスさは異常である。可動堰とは思えぬ高いゲートの、ぎっしりな詰め合わせ。極太の堰柱。その上に乗っかる上屋は宴会ができそうな広さ。いったいどういった開閉機器が納められているのですかここは。
ゲートはターコイズブルーっぽい水色に塗られているのだけど、それでこの暑苦しいほどの存在感だ。これがもし真っ赤だったらと思うと失禁しそうだ。消防車を3段積みで100台ぐらい並べると近いものができあがるかも。そんな禍々しいまでの赤い鉄塊の行列を見てみたい気もして悩ましい。うわーどうしよう。「日本水門のゲートは赤にしよう党」の党首であるわたしですら、こんな感じでゲートすべて赤に塗れと叫ぶのを躊躇しているのだから、もうこれは例外中の例外と言っていい。だからといって管理橋の方を赤く塗らんでもいいと思うんだけど。おかげで背中から見ると微妙なカラーコーデになってしまい、その脇の甘さが何となくかわいい感じなのでまあいいのか。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。

コメント
らせん階段も美しいですね
おっしゃる通り!
お目が高い。