
仙台うみの杜水族館のコツメカワウソ。2025年10月の撮影です。あー、6月と写真の色が違ってますね。色温度を手動で調整しているためです。わたしのその時の気分によって写真がグリーン方向に傾いたりマゼンタ方向に傾いたりします。水族館での撮影時の色決定、いつも悩みます(マゼンタ方向に振った時にカワウソの毛が紫っぽくなるのがイヤで)。この問題、前↓にも書きましたっけ。イメージ内の色を一つの色温度だけで決定するってのはフィルム時代の発想なので、いよいよ画面を分割して最適化する方法を採用しないといけない。

昼前なので当然、寝てますわな。展示も6月と特に変化はないようです。

どうぞごゆっくりお休みください。

12時を過ぎて起き出しました。この個体はメリー。体毛が白髪まじりみたいに白いので、識別が一番簡単と思われます。口のまわりの毛は白く、鼻の下に縦に黒い部分が見えます。

このところ昼食はバックヤードなので、シャッターが開くのをみんなで待っています。この個体はムーア。頬の茶色の毛が特徴で、左側の毛がちょっと下まで回り込んでいる感じ。口のまわりは黒い部分が多い。

ムーアが立ち上がってその隣にいたのはサニーでした。最も特徴のない顔をしていますが、ヒゲが長いので、わたしはそれで識別しています。変化度が高いのであまりいい識別ポイントではないのですが。サニーはよく言えば整った顔立ちで、本当に視覚的なひっかかりがない。

左からサニー、ムーア、ハピア。ハピアはちょっと大きめ?

左からメリー、サニー、ムーア。メリーの体毛の特徴がよく見えます。

メリーとムーア。

今回はメリーのアップがいっぱい撮れました。

左からサニー、ハピア、ムーア、メリー。なかなか昼ごはんにならないので定位置に並んでみました。順番も決まっているのかと思ってましたが、さすがにそこまで政治的なこだわりはないようです。あるいは徐々に変化するのかも。やっぱりハピアは口空けていることが多い。

ムーアのアップ。ムーアは顔がちょっと縦長というか目が寄ってるというか。正面から見ると頰の毛の左右のアンバランスがよくわかります。

ハピアのアップ。一般にカワウソは乾いている時と濡れている時では人相(獺相)が変わるし、横顔で識別するのも難しいですね。鼻の模様も経年変化したりするので久々に会うと分からなくなったりする。

この日は12時45分にシャッターが開きました。カワウソたちがバックで食事している間に展示場が軽く掃除され、おやつ(デザートかな)や氷もセットされます。15分ぐらいでカワウソたちが帰ってきます。

メリー、デザート魚発見。後ろには氷の山。

これもメリーですね。食後の運動。カワウソ用のバランスボールみたいに見えます。

実にハピアらしい表情の1枚です。

そりゃあ食べたら眠くなりますわな。

ごゆっくりおやすみください(・・・2枚目に戻ってループ再生)

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。

