
日立市かみね動物園のコツメカワウソ、2025年12月撮影。9月生まれの3頭が公開中です。ちょっと遅いかな、と思ったけどまだ3か月齢なので立派なベビウソです。上の写真は父母ウソめがけて走ってくる2頭。出遅れた1頭は寝室にいますね、ちらっと顔が見えています。

2024年に画期的な大改築が行われたカワウソ舎です。なぜに裏から撮っているのかと言いますと、エアコンがちゃんと「白くまくん」であることを確認したからです。

前回は2024年の6月に寄らせていただきましたが、那須から来たリンだけでした。その数か月後に福岡からかんたが移動しています。

かんた、ちゃんとお父さんやってました。立場が人を作る、と言いますがカワウソも同じだな、といつも思います。

あっち向いてホイ。

あ、よく見たらきみたち、リンの上に乗っかってない?

この時期のベビウソはいろんな部位が爆発的に発達しまくりますので、木の皮などは格好のおもちゃですね。指で剥がして歯で噛みまくって・・・どんどんコツメ的に発達します。

それとこの時期はまだ白目が見えるので、どこを見ているかがわかりやすいのは当然として、表情の変化もとても面白いものがあります。

この時期にしてすでに指がガンガン使えてます。それでこそコツメカワウソです。

これはリンかな。母ウソからしたら、この時期でも基本的に子供たちを巣穴に連れ帰りたいので、抱っこしようとするけどうまくいきません。もう結構重いのと、子供達が嫌がるからですね。親離れの第一段階でしょうか。

きょうだいで仲良く木の皮をシェアしてます。もうちょっとすると取り合いのケンカになるんだろうなあ。

乾いた毛にきれいに陽が当たってくれました。

もっと広い場所だとここで丸いダンゴを形成する場面かと思いますが、木の上のここは縦長なので、串団子みたいな形状に集まっています。

左が母リン、右が父かんた。

あれ?父だけ残してみんな帰ります。

どうせすぐ戻ってくるのでそのまま寝てればいいんでしょうけど、コツメなので基本的に集団行動です。

子供たちを寝室に押し込んで出入り口警戒中のリンとかんた。直立で警戒姿勢を取るのはリンばっかりだったような。かんたは直立が不得意なのかな。

入り口で警戒中のリン。

でもちょっと目を離した隙にベビウソが飛び出していきます。もう抑えるのは無理ですよ。

ひたすら木の皮で発達大会だ。

いい木を入れてもらいましたね!

おっと、もう自発的に水に入るか? それはもうちょっと先だろうかと。

大事な木の皮を落っことしました。

結構でかいのを剥がしてます。実に頼もしい赤鼻ちゃんです。
続きます! 次回はみんな大好きお食事タイムです。お楽しみに。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
