
HANA BIYORIのコツメカワウソ、左からあかり、はなび、あさひ。2026年4月中旬の撮影です。あかりとあさひは2022年生まれのオスで、前回訪ねた際の記事↓にデンジャラスな3か月齢ベビうそとして登場しています。この時は、まだ名前が付いてなかったね。
前回2022年の撮影では、彼らの父であるはなびと、母ちゃちゃは撮れてません。そしたら何と、ちゃちゃはその後、単身で三津シーパラに移動してしまい、向こうでも出産したりとご活躍らしい。そのうち撮らせてくださーい。>ちゃちゃ殿

春真っ盛り!のPIET OUDOLF GARDEN越しに、カワウソ屋外展示場を裏から見ています。この時期のHANA BIYORIは全体的に花が咲き乱れているわけですが、花らしきものを撮ったのはこの一枚だけで、あとは全ショットがカワウソでした。記事の構成とか季節感とか、もう少し考えて撮影しろよ自分、と思いました。

午前中、屋外の展示に出ていたのはうり(左)とひより(右)。ありがたいことに詳細なカワウソ展示スケジュールが掲示されていたので共有しておきますね。2026年の4月中旬現在のスケジュールです。そのうちカワウソの都合で変更されるものと思われます。ま、詳細は行ってみないとわからない、と思っておいてください。
| 屋内 | 10:00-14:30 | あおば、よつば |
| 14:45-17:00 | うり、ひより | |
| 17:00- | あおば、よつば | |
| 屋外 | 10:00-12:30 | うり、ひより |
| 12:40-16:30 | はなび、あかり、あさひ |

12:40すぎ、屋外午後の部担当の父子チームがケージで登場。みんなで輸送中の揺れに耐えて踏ん張っているところが、何となくけなげです。十数メートルぐらいの距離とはいえ、3頭をこうやって毎日輸送されるキーパーさんは大変だと思いました。ご苦労さまです。

到着。さあ君たち!営業だ!

さっそく愛想をふりまく、あかり。ところでこの写真、背景が必要以上にでろんでろんなボケ方してると思いますが、これってレンズのせいです。EF28mm f1.8という大昔のレンズを今だに使っているのですが、普段はf2.8より広く絞りを開けることはありません。像がブッ壊れるからです。今回、肩に下げている時にわたしの指以外の体のどこかが勝手に絞りを開けてしまった。それでf1.8という通常は使えないと思っている絞りになっており、そのまま気付かず撮ってました。カメラボディはミラーレスなので目の付近には確実にピントは来てますが、被写界深度激浅なので何ともポンコツな写りになってて笑えます。こういう変なレンズって割と好きですけど。

あさひは何やらスペシャルなチェック?

水から上がってくつろぐ、はなび。視点を下げて撮ろうとすると、ガラスの下の方の水垢のせいでこんな感じになっちゃいます。内側の曇りなのでどうしようもないです。

これもはなび。この高さまで上がってもらえると曇りから抜け出せました。それではみなさま、お手を拝借。
さあてその頃、屋内展示場はどうなってるかな?

左のメビウスの輪のようなものと格闘しているのが、よつば。右が、あおば。よつばは顔が丸い。あおばはシュッとしてます。鼻の模様の違いでも区別できますが、横顔の場合はヒゲの長さの違いが決め手になります。この2頭は前回の記事にもいっぱい出てきます。
前回の記事↑に出てくる、あおばとよつばと同腹のメス、いろはは伊豆シャボテン公園に移動してたんですね。わたしの活動休止期に何かと伊豆方面がカワウソだらけになっており、手薄なところを集中的に攻められた敗北感が濃厚です。ゆっくり巻き返します。

横顔は識別が難しいですが、ヒゲの長さから、あおば。いよいよわからなくなった場合、白目の感じや犬歯の角度なんかも参考にすることがありますが、基本的に横顔で前後ショットがないと無名カワウソと判定されます。

これもあおば。濡れると人相(獺相)が変わります。

これはよつば。鼻の模様が見えないけどヒゲの長さで判断。

ここで展示交代です。午前中屋外にいた「うり+ひより」ペアが屋内に出てきます。このクマさん顔はうり。正面であれば鼻の黒さと口の周りの模様で簡単にわかります。おトイレ中失礼。

ひよりです。この2頭もヒゲの長さの差が結構、識別要素として使えますね。

うりです。うりは窓際でスタンディング活動が多い印象。

ひより。収容前のお食事タイム。文句なしにうまそう。ところでうちのミラーレスの瞳検出AF、魚の目の方が好みみたいで、何とかしてほしいです。

最後にふたたび窓辺の、うり。よみうりランドのアシカショートレーナーと全身で格闘する春の夕方でした。ここから見えるのは桜の木なので、もう数週間前に来てればお花見カワウソが見れるのだった。惜しいことをした。
えーっと、HANA BIYORIではカワウソおみくじ売ってるのですが、前回は大吉だったので今回も、と思って引いたら末吉でした。・・・根気良く努力すべき時です 努力すれば通じます 今は実力以上に進んではいけません・・・だそうです。これは当分の間、精進あるのみか。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。



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