グールドでなくてコープマン

ゴールトベルク変奏曲。いつも流すグールドのではなくて、トン・コープマン。正統的だ。
教科書だの何だのの執筆、さらに図版の校正だ何だで春の日々が流れていく。メーラを代えた勢いで、何年もの間、沈殿していたような古いメールを掘り起こして、捨てた。古い写真に引き合いが来たりして、4×5ポジを引っ張り出しスキャナにかける。チェンバロの再生音とスキャナのうなりが、重なる。
デジタルだのネットだの、今や当たり前のことを、ことさらに全面に出していくのは、もう止しにすることにしよう。普通に使っているのだから、普通にしてればいい。最先端の技術は、徹底的に使う。しかしそれを目的に据えたように見えるようなスタイルは、そろそろ引っ込めてもいいんだ。

Vintage article seriesは、1997年から2004年まで、わたしの作品サイト上にあったログ的なコンテンツを、本ブログ『Das Otterhaus』に復刻的に再掲した記事群です。ブログなどCMSが普及する前の時代に手書きHTMLで日々追記されていた記事は、展覧会などのお知らせ、雑感、制作上の試行錯誤の記録などが混在しています。その多くは字数も少なく画像のサイズも小さく、今の基準からするとコンテンツとしての価値はありません。しかしこの年代にこのような記述があったという事実は残すべきであると判断し、ブログの基層としてのデータの蓄積を維持しています。[2026年5月]
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