「オランダせんべい」の脱力な由来については以前書いた。
その脱力せんべいは塩味で薄く、酒田で作っていて、流通は東北地方限定である。
ところが、世界にはまた別の「オランダせんべい」があって、それは何と北海道の根室で作られていることを知った。
これがそれ。
直径は14センチもあるのでせんべいとしては大柄だ。
新千歳空港駅のホームのキオスクで普通に売っていた。お土産用というより日常的なスナックのような扱いだった。北海道の人は、小腹が空いたらキオスクなどで購って気軽に食すのであろうか。
まだ試してはおらぬが、手触りがむにょむにょとしており、濡れせんべいというかこれはもうワッフルである。味もやさしいミルク味。これでせんべいはないだろう、と思いつつもググってみれば、何とこちらの方がはるかに説得力のある由来があった。
子供の頃からわたしの知ってる酒田のオランダせんべいは、激しく由来負けしているのだった。なんかちょっとくやしい。