情報摂取のモチベーション


●これを読んでくださっているみなさんにお願いがある。このページ [Broken Link : http://www.seide.musabi.ac.jp/SENKO/miyake/about1380.html] を読んで、彼女に「今、聞くべき音楽」を教えてやってほしい。好き勝手に、自分の好きな音楽の話しをぶちまけていただくのでも全くかまわない。実は彼女はわたしの教えている学生の一人なのだが、そういう事情があるとは今まで知らずに接してきたのだ。もし本当に難聴になっちゃうのだとしたら、それはとても気の毒なことだが、わたしが気になっているのはそのこと自体ではないようだ。普段、いい加減な気持ちでいろんな音楽を聴き飛ばしてきた自分の今までのやり方を振り返るいい機会になった、などと軽く流せない何かを考えてしまった。うまく説明する自信がない。情報を摂取する必然性の強度の問題、か。自分の耳があと数年以内に聞こえなくなる、あるいは自分の目があと数年以内に見えなくなる、そういう切羽詰まったシチュエーションにおいて、人間の情報摂取のモチベーションに加わる強力な加速状態というものがあるだろう。それが何かしらとてもとても興味をそそるのだ。だめだ。今の考えを全くうまく言葉にすることができない。

Vintage article seriesは、1997年から2004年まで、わたしの作品サイト上にあったログ的なコンテンツを、本ブログ『Das Otterhaus』に復刻的に再掲した記事群です。ブログなどCMSが普及する前の時代に手書きHTMLで日々追記されていた記事は、展覧会などのお知らせ、雑感、制作上の試行錯誤の記録などが混在しています。その多くは字数も少なく画像のサイズも小さく、今の基準からするとコンテンツとしての価値はありません。しかしこの年代にこのような記述があったという事実は残すべきであると判断し、ブログの基層としてのデータの蓄積を維持しています。[2026年5月]
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