1日50人

1日50人 photo 6
1998/11/03 Kanagawa

実は11月に入って新しいプロジェクトをひっそりと始めたのだが、何とアップしたその日のうちに、小林のりおさんが自分のページで紹介してくれていた。何だかとてもうれしい気持ちがした。◆一日100アクセスが成功したページのひとつの基準である、といった話を以前どこかで読んだことがある。結構いい加減な基準だとは思うのだが、気にはなる。このmicrotopographic webには現在、一日平均で50件のアクセスをいただいている。こんな実用的な情報に乏しく、エロも懸賞もエンターテインメント性も全くないページに、一般的な成功基準の半分のアクセスをもらっているのだ。ということはmicrotopographic webはすでに十分に成功の範囲に入っているのではないかとも思えてきた。冷静によく考えてみると、一日に50人、誰かが見てくれているということは、これは大変なことだ。一日50人入らない展覧会なんてざらにある。メディアとして比較してみれば、もちろん瞬間値ではマスメディアにかなわない。しかしこの50人という数は意志という裏付けを持つ数である。マスメディアのような通りすがりに何万人が見た、という数とは単純比較ができない。意志を持つ数は濃密であり、蓄積を伴い、やがてマスメディアの作る虚像とは違った、実像を結像することになるだろう。◆ひさびさに小林さんにメールを出してみようと思ってやめた。ここに書けば読んでもらえるからだ(笑)。ネットワークという疑似空間での気持ちの伝え方、みたいなものが少しずつわかってきたような気がする。何となく、ではあるが。

Vintage article seriesは、1997年から2004年まで、わたしの作品サイト上にあったログ的なコンテンツを、本ブログ『Das Otterhaus』に復刻的に再掲した記事群です。ブログなどCMSが普及する前の時代に手書きHTMLで日々追記されていた記事は、展覧会などのお知らせ、雑感、制作上の試行錯誤の記録などが混在しています。その多くは字数も少なく画像のサイズも小さく、今の基準からするとコンテンツとしての価値はありません。しかしこの年代にこのような記述があったという事実は残すべきであると判断し、ブログの基層としてのデータの蓄積を維持しています。[2026年5月]
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