Vintage article series: Humdrum 19971020 – 19991231

Webサイトを公開して、今度の8月で丸3年になる。もちろんその間、ずっと全力で取り組んできた、というわけでもない。はじめの2年間はむしろ以前の作品を収めておくための、公開作品物置のような機能を考えていた。展覧会をやっても1週間で終わってしまう、という「見せる環境」の限界を抱えていた身にとって、それでもまあ意味があったのだ。Webならではのリアルタイムな作品を作ろうという気になったのは、去年の夏に小林のりおさんのページと出会ってからのことで、考えてみるまでもなくまだ1年もたっていない。この方向転換後、ずっと気になっていたのがアクセス数である。はじめの2年間はカウンタを付けることにほとんど意義を感じていなかった。で、その後も付けるタイミングを逸したこともあって、まあいいやでここまで来てしまった。同じ内容の二つのサイトを抱えていたせいもある。先日二つのサイトの古くからある方(プロバイダ上の方)を閉じて、一本化した。続いてこれまでのアクセスログを解析して、フロントページに対するアクセス数を計算してみた。このお世話になっているデザイン事務所のサイト(www.bunny.co.jp)の方のアクセスログは残念ながら96年の4月からしか存在しないので、それ以前、つまりプロバイダの方のアクセス数はもうわからないのだがまあ仕方がない。それでも12000を越える数を得た。2年間の数字としては決して多くないのだが、これだけの接触があった、という重みはずしっと感じるのである。12000がインチキでない証拠、というわけでもないが、この25か月間の毎月のアクセス数をグラフにしたので見てあげてください。昨年の夏から佐藤は心を入れ替えた、ということがおわかりになるはずです(笑)。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
