Vintage article series: Humdrum 19971020 – 19991231
『わたしは偶然に検索された:I was searched by accident.』をようやく公開する。実は97年10月から12月までの3か月分=3本しか完成してないのだが、作りながら公開する、というのがWeitergehenページの主旨でもあるので、98年1月分以降は追ってアップすることにする。いよいよやっていることが理解されにくくなってきたなあと、我ながら憐れに思わないでもない。したがってこのプロジェクト、反応は今のところ期待しないほうがよさそうな気がする。下に書いたとおり、自分でもよくわからないモチベーションによって作らされた作品だ。例えは悪いが宿便のような作品、という感じもする。電網空間に存在する多くの見えない他者が投げつけてくる様々なキーワードの、空間側への「投げ返し」なのであるが、そんなものが美術作品といえるのかどうか、結構怪しい。このようなカテゴライズできない行動を収容するだけの懐の深さを持っているのが(現代)美術だと思うのは、単なるわたしの幻想かもしれない。いずれにせよ、見えない敵に向けて銃を放つ気持ち、がしている。


