[ Oriental small-clawed otter (ASCO) at Ikeda Zoo. Visitors can watch that their keeper is doing husbandry training for ASCO. Gednerally, wire nettiing around enclosure isn’t suitable for taking photo. But it has a little advantage for this kind of activity. ]

池田動物園のコツメカワウソ、チップ(左)とチョコ丸(右)。

池田動物園のカワウソ舎はいわゆる「ひし形金網」で、しかもそれが最近ステンレス化されたおかげで撮影がより難しくなりました。しかし、金網にもいい点がちょっとあって、それは動物が金網のそばまで寄ってくること。ものすごく近い距離で動物が観察できます。

キーパーさんはコツメたちと遊んでいるわけではありません。これはコツメカワウソ向けのハズバンダリートレーニングの一場面で、お腹をつついても逃げないように馴らしているところです。健康管理や治療のために、カワウソに日常からそれらの行為を受け入れる準備をしてもらうわけです。たとえばお腹をつついてもいやがらないようにしておけば、カワウソを捕まえずに体温を測ったりすることなどができます。

ハズバンダリートレーニングはもちろんこれだけではないのですが、金網越しのこの操作が写真としてわかりやすかったので、ご覧いただきました。

ところでカワウソのハズバンダリートレーニングはあまり行われていない(少なくともお客さんの見える場所では)のですが、キリンのトレーニングは今ではあちこちで見ることができるようになりました。

4月に入ったばかりで、この日は新人さんがターゲットトレーニングを担当していました。この場合、キリンが新人キーパーさんを逆にトレーニングしているようにも見えます。

桜とももかちゃん。

首をのばしても届く距離ではありません。

メリーさんの後もほぼ満開の桜。

カワウソに戻ります。葉っぱつきの竹を入れてもらいました。

プールのお掃除直後、水がひたひたな時だけ見られる場面。

ドンゴロモックで昼寝だ。

先にチョコ丸父ちゃんが乗ってしまいました。

うーん

まぜてよ

まぜてー

ぐいぐい

なに? だめだー

なにやっとんねん ガジガジ

ありゃ

昼寝するよ

ねむくなるねむくなる・・・

ねたー

さて、こちらは昨年登場した展示装置「カワウソラグーン」。詳細は次回。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
