グラフィックデザイナーでしめかざり研究家でもあるモリスマ(森須磨子さん)が、福音館から「しめかざり絵本」を出した。先日、突然研究室にやってきて一体どうしたのか(むかしのテレビドラマでは必ずこういう場合、どういう風の吹き回しだい?と言うことになっている、あの雰囲気)と思ったら、出たのだそうだ。ジャンル的にも時節的にも、実におめでたい!と思った。
モリスマも言っていたのだが、こういう研究ってちゃんと民俗学としてやっている人たちがいるのだそうだ。要するに「しめかざりマニア」であるモリスマはそういう人たちからなんか言われるんじゃないか、みたいな遠慮があるらしい。だから絵本を装って・・・ということでもないとは思うのだが、まあどこの世界にも専門の正統性みたいなものを持ち出す向きがあるのだな。わたしだって土木の専門家じゃないけど水門の本出して誰にも文句言われてないからいいんじゃないの、みたいな微妙に的の外れた返事をした。
31ページの、職人の隙をうかがって笹の葉を食べようと狙う宮島の鹿の表情、がいい感じだ。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。

コメント
しめかざりも、もとを辿れば蛇や竜に辿り着くようです。
『ジャンクション』を読まれた方は『しめかざり』に辿り着く!
・・・そんな帯でも付けましょうかね・・。
民俗学者の方々の反応はちょっとコワイけど、
絵本の内容に嘘、偽り、誇大表現は一切ありません!
安心してお読みください。
神聖なjsatoブログで宣伝していただき、ありがとうございました!
おお、たしかにしめかざりってジャンクションに似てる!
この両者の関連性は全く意図してなかったですよ。
誰か、この2冊をAmazonで一緒に買って、「ジャンクションを買った人はしめかざりも買っています」にしちゃって。
冊には行けなかったこと、とても残念に思っていました。
しめ飾りがあのように美しく表現されるとは。
で、きょうモリスマさんなる人物がグラフィックデザイナー
と知って納得です。
日本の伝統的なことは、呪術的で、その形は神に捧げられたものだからか、人間相手に作られたものよりずっと
素直に美しいとえます。
いずれにせよ、ずいぶん昔のブログに喜んでいます。
本探します。
>mickyさん
あれ、この本、もう入手がむずかしくなってるのでしょうか? そういえば月刊誌ですもんね。