ダ・ヴィンチ 2008年 01月号 [雑誌]
「ブック・オブ・ザ・イヤー2007」の中の、「ステキな装丁にひとめ惚れ!」というところでアーティストのタカノ綾さんが『恋する水門』(の表紙)をほめてくれています。34ページ。タカノさんありがとう!
実は『恋する水門』はかなりの突貫工事で作ったため、中身はまだ直したいところがいっぱい残っています。しかし表紙だけは全く問題なく、完成しています。あの赤い水門(旧岩淵水門)の写真も、デザイナーの甲賀美佐子さんが選んでくれたもの。タイトルが『恋する・・』に決まった時に、恋なら真っ赤でしょう、ということであの写真をセレクトされたのだったかな。恋→鯉という連想で池の鯉みたいな色調のあの写真になった、なんてことはないよね(笑)。とにかく甲賀さんのデザインのおかげで、書店でも妙に存在感のある不思議なテイストの表紙になったということです。
自分では絶対にあの写真を表紙にする、というアイデアは出なかったと思うので、そういう点でも人に自分の作品を委ねてしまうのって面白かったりする。ちょっと前まで自分で全部やった方がいい、と思ってたんだけどね。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
