フリーでデザインの仕事をやってた頃は、だいたいこの時間帯がいちばん調子の出るころで、結局寝るのはいつも午前3時か4時というような生活を送っていた。朝の早い日が断続的に続くようになった今では、ほぼ毎日12時前後に寝てしまう。これは歳をとったせいではない、と確信を持って言える。その理由はというと、どんなに早く寝ても起きる時刻はあまり変わらないから(笑)。つまり最近はよく眠るようになった、要はぐーたらになった、ということに違いない。睡眠不足に対する耐性が落ちてしまったのだから仕方がない。すぐに風邪ひいたり頭痛がしたりするのだ。日中ちゃんとしているためには夜、しっかり寝なければならない。睡眠時間はケチらない派、になってしまった。世のがんばってるみなさんどうもすいません。さて唐突に話題を変えてしまうけど、夜仕事の友といったらラジオだ。その3時か4時が就寝時刻だった10年ちょっと前だと、J-WAVEが流しっぱなしだったな。「Across the View」が終って「Still Life」のテーマが聞こえる頃になると(つまり午前3時)、そろそろ本日の作業も追い込み体制に入る、というような毎日の流れがあった。締め切り直前だとそのまま午前5時からのクラシックの番組(名前忘れた)まで作業が続行し、完徹で納品に出かける、なんてことになるわけだ。ふと思い出して懐かしくなる。これらの深夜番組も今はもう、ない。いい番組だったのに惜しいことだ。そういやJ-WAVE自体、ぜんぜん聴かなくなった。代わりに仕事中は短波を適当に流していることが多い。だいたい外国の放送局か、国際線の飛行機の洋上管制の通話。マニアックでしょ(笑)。そこはやっぱり男の子だからね。ちなみに今(午前2時30分)、流れているのは4905kHz。なんか民謡やってる。検索したら何とチベット局だった(笑)。西蔵人民広播電台、ってやつだな。周波数はデジタルで一発でわかるし、それがどこの局かはGoogleで周波数入れると誰かがどこかに書いていてくれるのが引っ掛かる。何とも便利になったもんだ。デジタルとウェブ。しかしこの便利がクセモノなんだ(問題の核心がちらっと見えたところで、続きはまた数日後)。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
