孤独な表現の現場に

夏のゼミ展(Web展)3日目。なかなかすべての作品を隅から隅まで見る(たどる)ことができないでいる。まだ残り日数があるから、終わるまでに何とかすればいいかとも思っている。ちょっと火をつけたのがぼわっと燃え上がっていたりして、面白い。それにしてもほぼ全員が自分専用のBBSを設置してて、それがすべてコミュニケーション回路として機能しているのはちょっと見事だ。まあ「感想を書いてね」ノートが個別に、それぞれの展示の傍らに置いてある、というのは卒制展なんかでもおなじみの光景であって、別に不思議でも何でもないのかもしれない。集団で行動していても自分の場所はきっちり確保、という世代特有の空間意識が現れているだけのことなのである。楽しくお花畑を作っているのをとやかく言うつもりはない。しかしBBSの内容を覗き見していると、それぞれが今後、孤独な表現の現場に旅立って行くことができるかどうか、ちょっと心配になってしまった。「Air」は第28回。

Vintage article seriesは、1997年から2004年まで、わたしの作品サイト上にあったログ的なコンテンツを、本ブログ『Das Otterhaus』に復刻的に再掲した記事群です。ブログなどCMSが普及する前の時代に手書きHTMLで日々追記されていた記事は、展覧会などのお知らせ、雑感、制作上の試行錯誤の記録などが混在しています。その多くは字数も少なく画像のサイズも小さく、今の基準からするとコンテンツとしての価値はありません。しかしこの年代にこのような記述があったという事実は残すべきであると判断し、ブログの基層としてのデータの蓄積を維持しています。[2026年5月]
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