
写真をクリックすると、Panoramio上のわたしの写真に飛びます。
おお、これは見事な錆っぷりだ!
と思ったのだが、どう見ても錆止めペイントをガンガンに塗ってるっぽい。
お待たせしました。ツォルフェラインの続きです。
まずはNTTドコモ北海道提供の2分番組を2本、見てからにしないか。何で北海道なのかとか余計なことを考えずにだまって見れば、ツォルフェラインって何なのかが計5分以内にわかる。
北海道遺産物語 第112話
「北の未来図 ドイツ・ツォルフェライン炭鉱~空知の炭鉱施設群」
北海道遺産物語 第113話
「歴史の中の金字塔 ドイツ・ツォルフェライン炭鉱~空知の炭鉱施設群」
番組内で竹中直人が言ってるように、ツォルフェラインは要するに炭鉱だ。ただ炭鉱エリアは竹中直人が自慢しているように、いろんな施設として転用されまくっているので、わたしとしてはあまり撮影のしようがない感じだった。そういえば馬のような犬の禁止サインがあるのも、このこじゃれエリア。
そこで上の写真。こちらは炭鉱に併設されたコークス工場。だから炭鉱じゃなくて工場特集なんだよね。炭鉱エリアの裏にひとけのない巨大な工場廃墟が広がっていると思ってください。下手するとメインの炭鉱エリアより広いかもしれない。なのにこっちはほとんど転用もされずに、ちょっと荒れた感じでただ保存されている。そういうのは、実にいい。
おそらくとりあえずな感じで残してあるので、とりあえずな錆止めを塗りまくっているのだ。だからそこいらじゅう、こんなふうに赤い。
そういえばこういう雰囲気には覚えがある。ショッカーの戦闘員のようなひとびとが現れて、いきなり拉致られそうな雰囲気じゃないか。あるいは地下組織との秘密取引の現場を押さえようと飛び込んで銃撃戦になったりするとか、そんなやつだ。流れ弾がそこいらじゅうに跳ね返っていい音しそう。アクション系男子なら誰もが夢見る空間だろう。
【追記】ところでアクション系、って何だろう。アクション映画、アクション俳優と来たら、アクションドボク、ってカテゴリーがあってもいいな。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
