前回は単なる予告編で失礼しました。盛岡市動物公園のカナダカワウソです。
水中だと、カナダカワウソのもふもふ毛がぺしゃんこになってしまい、単なる「ちょっとでっかいカワウソ」です。でも実にしっぽが立派ですよ。侍に刀なら、カワウソにはしっぽ。
さて、おったったのひかるさんのレポートで、すでにみなさまもご承知の通り、盛岡市動物公園のカワウソ舎はやたらと広いんです。
山あり谷あり渓流あり。玉砂利あり砂あり土ありイカダありタイヤありボールあり。なにしろ体の大きなカナダ用なので、ちびっこなコツメ用よりひと回り以上、広いのですが、単にそれだけではない。何というか大陸的な広さのようなものが、ここにはあるのだ。
口の悪いひとなど、岩手県の北の方は日本のチベットなんて言いますが、それは違うと思うね。岩手県は日本のカナダです。少なくともカワウソ的には結構カナダ。
で、お侍さんはどこにいるのかな。上の写真をよーっく見てね。
え?わかんないですか?
仕方ない。拡大してみましょう。
今日はちょっとサービスするよ。必殺高感度撮影、ISO12800だ!
うひゃ。毛のもふもふっぷり。実にツメツメした猛獣っぽいツメがたまりません。
正面に回ってみましょう。
お、ダンナ!
起こしちまってすまねえ。
くしゃみをする一歩手前の瞬間のようですが、実際にしたのはあくびでした。
「あんた誰?何しに来たの?」
通りすがりのものです(ウソ)。
「これ、タイヤっていうんだよ。知ってる?」
もちろん知ってます。
(剣豪かと思ってちょっとビビってましたが、意外と気さくな性格でちょっと安心)
「あっそ。まあゆっくりしていきなよー」
はい。そのつもりです。
(クマも退治されたので、心からゆっくりしてられるぞ盛岡市動物公園・・・)
さて、カワウソ舎の正面はこんな感じ。どこのカナダだここは。
ひかるさんはカフェなどと浮かれたことを書いておられましたが、わたしが見てもやっぱりカフェに見えました。
この写真ではフレームアウトしてますが、実際この右にはレストハウスがありまして、アイスとか軽食とか売ってます。まあここいら一帯(ビクトリアコーナー、というのが正式名称)はカフェってことでOK。いっそカワウソカフェということで。「Cafe Lutra」みたいな。あ、カナダカワウソの学名ってLutra lutraじゃなくて、Lontra canadensisじゃないか。よかった。ツッコまれる前に調べて。
で、カフェだよカフェ。
いきなりカフェの窓から人待ち顔。お侍らしくもないたたずまいで、最初のイメージがどんどん崩れていきます。カナダ侍、実はそういうキャラだったのか。もし今後、やっぱり名前付けようみたいなことになったときは、ピエールとか、そんな感じのがいいかもよw。
裏から覗くとこんなです。
そこのお姉さん、寄ってかないかい?ってあきらかに客引き行為ですなこれは。
このまま放っておくと、ティッシュ配りぐらいはしそうなノリのよさです。
そして、このあとのこと。
あっとびっくり!
何と、カナダカワウソ様と気軽に記念撮影をされるご家族連れが!!!
しっかりフレームにおさまるカナダ侍・・・
市川市動植物園にはカワウソの「顔出し」があってご家族連れに人気ですが、盛岡のは「本物と記念撮影」できるのだった。これで入場料500円は安すぎないか?
というか、盛岡市民はちょっと幸せすぎると思いますね。世の中に自発的に記念撮影に応じてくれるカワウソなど、そうそういるもんじゃありません。
というわけで、行く前は老師かと思ったらお侍さまで、一緒にすごしているうちにどんどん印象が変わってピエールになり、実は芸人なんじゃないかこの人は、と思いましたこの時までは。
そう、までこの時までは。
3につづく・・・
コメント
うぉ~カナダさん!
寝姿と寝ながらのカメラ目線がたまりませんね!
なんかすごいいい味出してるカワウソだなぁ。
うわ~ん!3があるんですね?!3がー!
カナダ侍のように胴とシッポを長~~~くして、
続きを楽しみにしております!
立ち上がった後姿は、まるで中に人間が
入っているかのようですね。
立派なシッポは本当に刀のようだし。
いい味出してるし、かわいいし、カッコイイし、
何かやってくれそうだし、
名前がないのが、なんだかすごく残念です。
ピエールさんの水中写真、ステキですね♪
しっぽがでかい!!
あくびの前のぶちゃ顔も好きです。
カナダカワウソと記念写真なんて、贅沢だぁー!
私も一緒に撮ってほしいです(>_<)
>あみさん
ぜひ!盛岡へ
>のんすけさん
第3回、お待たせしました。今日から見方が変わります。
>kittoさん
千葉の子たちも、記念撮影に対応するようにしつけてみるってのはいかがでしょうw。