Vintage article series: Humdrum 19971020 – 19991231

●今、サーバ、を作っている。サーバとは普通は借りるものだが、今のわたしにとっては「作る」ものだ●で、何のサーバ?(答)メールサーバ、Webサーバ。自分の自宅の仕事場の、机の上に置いてあるサーバに、この世のあちこちから直でアクセスしてもらうつもりだ●買ってきたばかりの新品のPC。温度によってファンが回ったり止まったりしてせっかく静かなマシンに仕立ててあるのをたたき割って、シコー電子製の国産品の強力ファンをつっこむ。しっかりうるさくなった。よしよし。サーバのファンは強力でなければならないのだ。静かなサーバ、なんてのは自己矛盾なのである。そう、何事もクールに行かなければならない●OSは勝手知ったるFreeBSD。巷ではペンギン系OSが大流行だが、クールなわたしとしてはやはりデーモンちゃんに働いてほしい。デーモンちゃんは実に働き者でクールだ●専用線を申し込んだ。開通は8月2日の予定。Webを始めて4年。まさか自前で専用線を持つとこまで行くとは想像もできなかったぞ。もっともあと数年で常時接続なんて当たり前になっちゃうだろう。それはそれでよい。いやそうならねばならぬ。つないだり切ったりするようなネットワークなんて本当のネットワークではない。例えば冷蔵庫がついたり消えたりしては困るだろう。それとおんなじだ●あれ、何やってんの?お前ドイツに行くんじゃなかったの?という質問が来る前に書いておく。ドイツ行きは延期です(爆)。当分、日本でバリバリします。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
