不可思議な検索キーワード

電網世界における「縁」というものを考えている。というのも以前にもここへ書いた、全文検索型サーバを経由したアクセスの不可思議な挙動がどうしても気になって仕方がないのだ。気になって気になって、ついにそれをネタに作品を作ってしまって、それでも気になって仕方がない。毎月の暗号のようなアクセスログを処理することによってあぶり出てくる検索キーワードの羅列。その中に繰り返し出てくる不気味なキーワードの数々。その向こう側にいる人の姿は見えないのに、検索という行為の痕跡を反対側からトレースしてみると、そこには確かな他者の存在の手応えが感じられる。この作品『わたしは偶然に検索された:I was searched by accident.』はもう少しで公開できると思う。去年の10月からデータを取りはじめているので、もう半年分の蓄積がある。少なくとも1年間は続けてみようと考えている。

Vintage article seriesは、1997年から2004年まで、わたしの作品サイト上にあったログ的なコンテンツを、本ブログ『Das Otterhaus』に復刻的に再掲した記事群です。ブログなどCMSが普及する前の時代に手書きHTMLで日々追記されていた記事は、展覧会などのお知らせ、雑感、制作上の試行錯誤の記録などが混在しています。その多くは字数も少なく画像のサイズも小さく、今の基準からするとコンテンツとしての価値はありません。しかしこの年代にこのような記述があったという事実は残すべきであると判断し、ブログの基層としてのデータの蓄積を維持しています。[2026年5月]
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