横浜のベルリン

081012

横浜の街中の道路標識。真っ直ぐ行くとベルリン。右折するとミュンヘン、ってまたえらくアバウトだな。じゃあ左はハンブルクかよ。

松波さんのガイドで横浜を歩いてきた。明治時代の国道1号に相当するルートをフィールドワーク、だ。

実を言うと横浜って変だ、とずっと思ってた。

あの横浜駅のわけのわからない複雑な構造をはじめとして、分散した中心市街地間のよくわからないアクセシビリティ、ちょっと海岸から離れるといきなり山になる地形などなど、何というか一般的な街歩きのセオリーがおよそ通用しない。だから慣れるまでかなり迷った。みなとみらい線ができてかなりマシになったが。

でも自分以外の人はみんな横浜に対して文句言ったりしない。どうしてあんな変な街をみんな普通に楽しめるのか不思議。港町なんてどこもそんなもんだよと言われそうだが、どうせ港町育ちじゃないからその辺は理解不能。

別に横浜がキライだって言ってるんじゃないよ。変だ、って言ってるだけだ。変だ、っていうのはわたしの場合はかなりの高率で褒め言葉だ。道に迷って上等、である。なんだそりゃ。

さて明治期の国道1号に相当する区間は、新橋~横浜の鉄道用地として埋立てた部分を通っている。松波さんに教えてもらったのがこれ。横浜のあたりを拡大して見てほしい。もっとおおざっぱに理解したい人はこっちがいいかも。

そう。今の横浜駅の山側って思いっきり沼だったのだ。横浜駅(今の横浜駅は場所が二度移っていて、駅としては3代目)は埋立地にのびのびと作られており、無計画にどんどん機能を追加していったため、あれだけわけのわからない構造になっているのだった。やはりあの構造だけはやはり何とかしてほしいと思う。いっそすっきりした4代目を作って移転してみてはどうか。

暗くなるまで歩いていたら、最後に「国道133号、コンプリートしました」と言われた。今まで国道全区間踏破をしたことがなかった(たぶん)ので、みんなで盛り上がった。

今、地図を見たら、国道133号の起終点に行っただけであって、全部歩いて通ったわけじゃなかった。

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