
金曜は立命館大学BKC(びわこくさつキャンパス)で仕事。八重樫文先生の授業『メディアデザイン論』のゲストで呼んでもらったのだ。旧作から水門シリーズまでざっと写真を見てもらったあとで、写真からウェブまでいろいろと話をする。内容についてはこちらを読んでいただくとして、一般大学の学生は授業でナマの写真家の話を聞く機会などないだろうし、予想以上に珍しがってもらえた。少なくとも寝てる学生はほとんどいなかった。それにしてもこの二人が掛け合いで話している様子って、たぶん大学の講義には見えないはずで、だとすれば話の内容よりもビジュアル的に寝れなかっただけかもしれないぞ。
その後でゼミの学生さんなんかも一緒に京都伏見の三栖閘門へ。到着後が日没後になっちゃって真っ暗でよく見えなかったのは残念だが、10年前に来たときの荒れた感じはなくなり、ちゃんと保存体制に移行してかわいがられていることは見て取れた。ライトアップ用のライトも据え付けられていたが、どうやら季節ものらしく、点灯はされていなかった。まあ年がら年中人が来るような場所じゃないってのはあるけど、逆に積極的に年がら年中人が来るような場所にすることも可能なんじゃないか、というような特異な場所ではある。京都の中心部からもう少し近けりゃいいんだけどね。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
