うちの大学の美術資料図書館で、SAA展ってのをやっている。SAAってのは「教務補助員」の英訳だそうだ。教務補助員ってのは一般に言うところの副手で、その昔あたしもやってたもんだけど、まあそれはどうでもいい。中にゼミの卒業生が2人、出品しててですね、そのお知らせ。
フチガミは書道家。でも写真家でもあるのでそのハイブリッドな作品を出してる。前にエプソンの何かの公募展で入賞したはず。その路線上の写真書道。写されている言葉にもっとインパクトあってもいいんでない?
タナベは「写り込みフェチ」。フェチで悪けりゃ「写り込み萌え」(余計悪いか)。とにかくやたらめったら写り込みで天然合成写真みたいな画面をずっとやってる。飽きずにやっててえらいなあ、と思った。今回はアクリル貼りなんかしちゃってカッコつけてんだけど、考えてみれば写り込み写真をアクリル貼りするってのは作品成立上のちょっとした必然性を感じるところもないわけではないわけで。後になってからちょっと感心した。
基本的にあたしは学科でいちばんゼミ学生の面倒見の悪い教員なので(だれもあたしのこと尊敬とか絶対にしてない。しなくていいけど)、卒業した連中が何にも世話を焼かなくても勝手に作家活動らしきものを続けていってくれているのは、単純にうれしいもんである。会期は23日まで、ってもう終わりじゃん。
SAA-the works of School Affairs Assistants

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。
