ようやく思い出してきた。なにしろ6年も前の話なので、そう簡単には出てこない。
この団地LRT(Bukit Panjang LRT)は、シンガポールの主要な交通機関であるMRTの支線で、小型のバスぐらいの大きさの無人運転電車なのであった。「ゆりかもめ」とか「日暮里舎人ライナー」みたいな新交通システムのすごく短いバージョンだと思ってほしい。いや、日中に乗ったから短いのであって、朝夕は長い編成が走るのだろう。そうでないとこの巨大団地の輸送をさばけるはずがない。
こんなラケット型の路線だ。どっかで見たことあるような線形。そういやあそこの駅名って結局どうなったんだ?

マレー語、中国語、英語がごちゃまぜの駅名で、実にシンガポールである。鉄分のあるひとは、途中の盲腸線が気になると思う。もちろんわたしはしっかり乗った。500メートルも離れていないのに、30分に1回しか行かないすごく変なところだった。テンマイルジャンクション、って何者だよ。
Choa Chu Kang駅でMRTから乗り換える。窓ガラスがかなり青いでしょ?

このガラス、団地のすぐそばを通る時は一時的に「濁る」のだ。液晶かなんかだろうか。高架の方に目隠しをするのではなくて、電車の方に動的な目隠しが付いている、という高級そうな設備。

無人運転なので、前方も後方も見放題。
あとはひたすらこんなだ。つまり沿線のすべてが団地。
もうどうにでもして。
丘を越えればまた団地。
カーブを抜けてもひたすら団地。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。





コメント
ユーカリ・・・相変わらず、駅名はあのままです( ̄o ̄;)ボソッ
うちの近所だけに・・・微妙な駅名も今では、根付いてます(*^-^*)
どうにも変えようがない、というのが持論です。仮のものが定着しちゃったんだから、あれはあれでいいのではないでしょうかね。ありきたりの、あるいは歯の浮くような駅名よりは、ああいう即物的なのはそれなりに個性的。
このエントリを見つけちゃったので経緯をまとめておきますね。
駅名公募の期間は2008年4月17日から6月30日までで、発表は7月31日の予定でしたあ。しかし期日が来ても結果は発表されず、どうしちゃったんだろうと思っていたら2009年4月1日になってから「改名は、やめました」という発表が(今確認したところでは、その改名中止告知のページは消滅していました)。
改名中止の理由は「変えるな、という投票が多かったため」だそうです。
まあ、公募までしちゃったらもう強引に改名しちゃって無難に済ませようとするのがフツーだと思うんですが、「やめっ!」という結論を出せる山万ってけっこうおもろい会社やなあと思いました。
改名中止の発表日が2009年4月1日でしょ、おれは「エイプリルフールかよっ!」とかつっこんでいましたが(=^_^;=)。
なかなか発表がなかったので、すっかり忘れておりました。やっぱりみんなあの駅名に愛着を持ってるんですかね。山万すごい、というか住民が浮かれてないところが感動です。