夢の中で持っているカメラは

1999/05/24 Tokyo

●何年かに一度ぐらいのペースで、山道を歩いていると突然視界が開けて海や大河が現れる、という夢を見る。あるときは霧の中の静かな海だったり、強風と強い光の中で真っ白な飛沫が足元をすくうような海だったり、する。今朝見た夢は、大河だった。一見黒い海のような水だったが、よく見ると対岸が見えるので川なのだろう。黒いと思った水は実は透明な深い緑色の水で、光の拡散がほとんどないために黒く見えるのだった。自分はというと山道を上りきった牧草地のようなところに立つ、小学校だか中学校だかわからない大きなコンクリートの建物の中から、その川を見下ろしていた。階段の踊り場にある掃き出し口のような細長い窓を通してだ。もちろんカメラを持っているわけだが、今回は現実を反映してデジタルカメラだった。そしてどうしてもシャッターが切れなくて焦る、というお定まりのパターンを経て目が覚める。

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