[ As I wrote in preceding article, Nagasaki Penguin Aquarium keeps 8 species, 160 penguins. Today I introduce Gentoo penguin, King penguin and Humboldt penguin. Gentoo penguin moves very active both on the ground and in the water. Against that, King penguin tends to be quiet. One of their King penguin reaches to be 34 years old ! This achievement proves that the aquarium has excellent breeding technique for penguins. ]

お待たせしました。長崎ペンギン水族館のつづき。

やはりジェンツーはどこでも元気いっぱい。

おーい!

なんじゃい!

陸上でも落ち着きないですが、もちろん水中でも落ち着きない。

こいつらのどこが鳥やねん、といつも思います。

ほっといてんか。

あ、こっち見た!

つくづく丸いよねw

しゅわー
これが入ってすぐの水深4メートル水槽。いきなりペンギンが水中をすっ飛んでる姿でお出迎えされます。
・・・

せわしないジェンツーの一団が通り過ぎる横に、一羽のキングがぽつねんと・・・

このキングペンギンはペペちゃんというばあさま。34歳ですと!しかしその父ちゃんのぎん吉(入口の横で剥製になってます)は39歳まで生きたというのだからもっとすごい。

ペペばーちゃんは、

わがままです。

気に入らないエサはぜったいに食べません。
いや、まあいずれ食べるんでしょうけど、エサ時間、みたいな人間側の都合にしたがってはくれない、という感じです。

ヤングなキングのみなさん。

亜南極ペンギン展示場の全景。写ってないですがイワトビとマカロニもいます。ペペばーちゃんがぽつねんと定位置にいるの、見えますか?

えっへん。
こちらはキングペンギンのペギー(左手前)と、エンペラーペンギンのフジ(右奥)。もう動きませんけど。
フジは長崎では誰でも知ってる(知ってた)ペンギンだそうで、1964年に捕鯨船に乗って旧長崎水族館にやって来て以来、28年と5か月の長きにわたって飼育されていた個体。まわりがみんなキングという中で一羽だけいるエンペラーということで話題になり、なぜか生まれたてのペペちゃんがなついたりして、そりゃあもう大変な人気だったのだそうです。川端裕人さんのこの本(絶版みたいで残念)に詳しい。
で、キングのペギーの方は、日本ではじめて繁殖に成功したキングペンギン2世で、こちらも1965年のこと。この頃の長崎水族館はとてもアツかったのだ。もちろんそのアツい伝統は長崎水族館の閉館後も長崎ペンギン水族館というえらくコアな水族館として生まれ変わって受け継がれており、それはとってもとってもすばらしい。
・・・

どしゃ降りの中、「ふれあいペンギンビーチ」で仕事を終えたフンボルトの一団が帰ってきました。

わおー腹へったぞー

くれくれ~

温帯ペンギン展示の全景(手前切れちゃってますけど)。奥からフンボルト、マゼラン、ケープと隣り合って展示されています。このよく似た3種を比較しながら、微妙な違いを観察できるゴージャスな展示。

ぶお~(フンボルトが吼えます)。
こういうものすごくピンポイントで、狙いの明確な水族館ってのは好きです。なぜ長崎にペンギン水族館が?という素朴な疑問には、さきほどご紹介した川端さんの本が完璧に答えてくれますので、日本人なら絶対に読みましょう。

佐藤淳一【カワウソ写真家】 [著者情報] 実はカワウソに限らない写真家。平成19年度宮城県芸術選奨受賞。主な著書に『恋する水門』(2007年/BNN新社)、『ドボク・サミット』(共著/2009年/武蔵野美術大学出版局)、『カワウソ』(2010年/東京書籍)他がある。展覧会は『ニーダーフィノウの鉄の骨』(2006年/Gallery Maki)、『アートみやぎ2007』(2007年/宮城県美術館)、『カワウソおもろいねん!』(2013年/海遊館)、『大都会の野生カワウソ』(2018年/埼玉こども動物自然公園)他、1995年より多数開催。雑誌『ワンダーJAPAN』、『土木技術』、スポーツ紙『東京スポーツ』で写真と文を連載。『タモリ倶楽部』(2008年/テレビ朝日)、『出没!アド街ック天国』(2012年/テレビ東京)等に出演。「生きることは、見ること」が信条。芸術と研究を足してサブカルで割った「リサーチ・エンタテインメントとしての写真」を専門とし、土木構造物と野生動物という、かけ離れたふたつの領域で仕事してきました。

